訪問看護に花は咲く38

1101以前は、在宅で最期を看取ることが一般的な時代もありましたが、医療機関が整い、介護施設も増えてきたことから、在宅で最後を看取る機会が減ってきました。しかし、人生の最期を自宅で、家族に見守られながら迎えたいと考える方は非常に多いです。
在宅での看取りには、本人に対する身体的・精神的ケアと医療処置が必要になります。そして、本人への支援の一方で、家族への支援も重要とされています。在宅で看取りをするためには、多くの医療・介護サービスを利用し、環境と体制を整えていく必要があります。


訪問看護では、下記に記述したケアを行っています。

【身体的ケア】
熱や血圧などのバイタルサインを測定し、清潔の保持、栄養管理、水分補給、口腔ケア、排泄の介助などの身の回りのケア
【精神的なケア】
コミュニケーションを取り、居心地のいい環境を整えて安定を図る
【家族ケア】
相談しやすい環境を作り、看取りの心の準備を整える、専門家とともに心身の安定と回復が期待できるサービスの紹介や配慮、グリーフケア(遺族ケア)

特に、家族にも一定の医療行為が求められることがあり、技術のサポートも行います。
可能な限り穏やかに、自分らしくご利用者様とご家族が安心して看取りを迎えられるようお手伝いをしています。