寄り添うこと・・・(52)

災害が起きたときに私たちに何ができるのか?今回は当事業所の取り組みを紹介します。
災害と言っても今の日本の災害状況を考えると「台風」「地震」「水害」等々ありますが、なかなか細かく想定するのは困難です。
2年ほど前に利用者様ごとに情報を収集して災害時に役立てようとしましたが、収集内容が細かすぎて頓挫してしまいました。
昨年11月に「介護サービス第三者評価」を受審した際、審査員より助言があったことがきっかけで、情報収集内容を簡素化して1月の訪問から情報収集を再開しました。集めた情報は、災害が起きたとき、状況にもよりますが事業所として安否確認に優先して行く必要性を「トリアージ」の材料にも使う予定です。一人暮らしで自分で動けない人は安否確認を優先する。デイサービスなどで自宅にいない時に災害が起きた場合は優先順位が低くなるなど判断できるものにしようと考えています。
ところで、情報収集の内容として「緊急避難場所」をお伺いしているのですが「知らない」とか「鴨川河川敷」「避難しろと言われてもどこにも行けません」「避難するより自宅のほうが頑丈で安心」などの珍答、台風や水害時にはどこに避難するのか?首をかしげるような避難場所もあります。しかし、この調査をきっかけに避難するのかしないのか、避難するとしたらどこに避難するのか考えていただければと思います。