寄り添うこと・・・(61)

11月18日、肌寒さの増す秋晴れの中、四条河原町交差点にて『介護ウェーブ宣伝行動』を行いました。
介護保険の制度改善・報酬改善・介護職員の処遇改善を求めるこの署名宣伝活動に、約80名の京都民医連職員が参加しました。パネルと声でのアピールや、メッセージの添えられたティッシュ配布に合わせて、1時間強の間に100筆以上の署名を集める事が出来ました。
場所柄、買い物や待ち合わせの方をはじめ、観光の外国人の方などにも(言葉が通じているかわかりませんが…)、広くたくさんの方にアピール出来たのではないかと思います。
 
 介護保険スタート時、2911円だった介護保険料全国平均は、今や5869円という倍以上の額に膨れ上がっています。かたや制度利用に関しては、ホームヘルパーによる生活援助の利用制限が今年10月から開始されました。次期制度見直しでは、ケアプランの有料化、老健施設の室料徴収、軽度者サービスの見直しなどの、露骨な給付削減・利用抑制策が俎上に載せられています。
介護保険を支える介護職員の不足も深刻です。体力的・精神的に厳しい労働環境の中、処遇改善が図られている現状に於いても、全産業平均から月10万円を下回る給与差を埋めるには至っていません。
当事業所のスタッフも、折を見て介護保険改善署名に取り組んでいます。事業所にも署名用紙が据え置かれていますので、是非ご協力をお願いいたします。