寄り添うこと・・・(65)

飲みすぎ注意

春ですねぇ。気候も少しずつ暖かくなり、平野神社の露店設営が進んでいるところを見かけると、もう春なんだと改めて感じました。
さて、花見や歓迎会のシーズンです。ついついお酒が進んで飲みすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。毎年、急性アルコール中毒で病院へ搬送される人は、東京都内だけでも1万人を超えています。その数は減るどころか、むしろ増加傾向にあるそうです。(東京消防庁資料)搬送者数を月別にみていくと、忘年会やクリスマスのある12月が一番多く、次いでお花見や歓迎会が行われる4月、納涼会等イベントの多い7月・8月となっています。
急性アルコール中毒は群を抜いて20代に多いですが、次いで60代以上にも多いことはご存知ない方も多いのではないでしょうか。一般に若年者・女性・高齢者・飲酒後に顔の赤くなるタイプの人はアルコールの分解が遅いため、飲酒によるリスクが高まります。
お酒は節度をもって、ゆっくりと楽しみたいですね。


お酒を楽しく安全に飲むために

  • ・自分の適量、その日の体調を把握する
  • ・イッキ飲みはしない、無理強いはしない・させない
  • ・お酒が飲めない体質の方は、周囲に「お酒が飲めない体質です」と事前に伝えておく
  • ・飲むときは食べながら、強いお酒は水や炭酸水などと併せて

急性アルコール中毒になったら
お酒を飲んで次のような症状になったときは、命にかかわるおそれがあります。
すぐに119番に通報して救急車を呼びましょう。

  • ・意識がない。ゆすっても、呼びかけても反応しない
  • ・全身が冷えきっている
  • ・呼吸がおかしい
  • ・大量の血や、食べ物を吐いている
  • ・倒れて口から泡を吹いている

急性アルコール中毒のために救急搬送されたり死亡したりする例が、毎年のように起きています。