訪問看護に花は咲く69

6月に入り、梅雨の季節がやってきました。今年は空梅雨との予報に嬉しさ半分、
水不足の心配半分の複雑な心境です。
今回は、梅雨時期における体調不良に注意して、健康に乗り切るために意識したい事について書きます。

梅雨の気候の変化は、さまざまな不調をもたらします。

  1. 自律神経の乱れ
    気温や湿度のばらつきによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果「身体がだるい」「頭痛」といった症状が現れます。また、1日の温度差の厳しさから、「冷え」や「肩こり」の症状が出たり、風邪をひきやすくなったりします。
  2. 湿気による不調梅雨時は気温が高くなり、その結果、普段よりも体内の水分が出ていきにくくなり身体のむくみの原因になってしまいます。

梅雨を乗り切るためには、食事にも気をつけましょう。

  1. ビタミンB群
    体調不良で体力低下やだるさを感じる時には、「ビタミンB群」を摂取する事が対策になります。ビタミンB1は、「疲労回復ビタミン」「ストレスビタミン」とも呼ばれる程疲労やストレスに対して絶大な効果があります。具体的な食材は、豚もも肉、魚介類、玄米、卵などです。
  2. 身体を温める物
    食べ物には「身体を温めるもの」「身体を冷やすもの」があります。気候の変化で機能が低下する梅雨の時期には「身体を温めるもの」を積極的に摂取しましょう。
    「身体を温める食材」は、色が、赤、黒、オレンジのものが多いです。例えば、人参、ごぼう、レンコンなどの根菜、赤身肉、チーズ、卵、魚介類です。
  3. タンパク質
    タンパク質の低下は、免疫力の低下につながり、梅雨のだるさからの夏バテの負のスパイラルに入ってしまうので注意が必要です。暑さで体力を消耗し内臓も弱りがちなので消化吸収に優れたお魚を中心に、タンパク質をしっかりと選ぶようにするといいでしょう。

梅雨をのりきるためには、睡眠も大事です。
心地いい睡眠のために、睡眠環境を整える事が非常に大事です。
快眠の為に最適な環境は「気温26度以下」「湿度50~60%」です。エアコンを活用して冷房で室温を26度前後に保つと寝やすくなります。
また、除湿器を使用して、湿度調整も行ってみてください。
生活習慣を整えて、皆で梅雨を乗り切りましょう。