寄り添うこと・・・(69)

次の介護保険制度はこうなる?!

介護保険制度は2019年4月から施行「20年目」に入りました。これまで幾たびかの見直しによって、制度矛盾が利用者・事業所双方に様々な形で現れています。利用料の引き上げによる利用の手控えや入所継続の支障、そして介護事業所の倒産は上半期過去最高の55件となりました。
介護保険は3年に1度の見直し時期に入り、その詳細が次第に明らかになってきました。今年の11月末には「介護保険の見直しに関する意見」(答申)の取りまとめが行われ、12月に介護保険「改正」法案要綱が策定、2020年1月の通常国会に「改正」法案が上程され、審議されるスケジュールです。

次回からその内容についてお知らせしたいと思います。改正点は以下になります。

〇ケアプラン作成に関する給付のあり方
〇軽度者への生活援助サービス等に関する給付の在り方
〇多床室室料に関する給付の在り方の検討最高の
〇補足給付(施設等の居住費・食費負担の軽減制度)の在り方
〇保険者機能強化会推進交付金制度における「調整交付金」の活用

ここで言う「給付の在り方」とは、もちろん給付を減らす=利用料を増やすことです。

南国でのんびりしてる場合じゃない?!

具体的にどの程度の利用者負担を増やすものなのかどうかをお知らせしたいと考えています。「介護の社会化」からは程遠い、「介護は個人(の持ち金)で」の方向を辿っているようです。