訪問看護に花は咲く73

令和元年5月、老人保健施設から訪問看護に異動になり5ヶ月が過ぎました。
今まで病院や施設などでの看護師経験はありましたが、訪問看護は全く初めての分野でした。

看護学生の時の実習で、訪問看護について話を聞く機会があり、その中で利用者さん一人一人に合った個別のケアがなされている事に、とても興味を持ちました。
その時、いつかわたしも訪問看護をしてみたい!という思いが芽生え、今回訪問看護で働く機会を与えてもらった事を、とても良かったと思っています。

最初の頃は、利用者さんのご自宅に到着するまでに、道に迷ってしまうという事が何度かありました。今はようやく無事に到着できるようになりました。

最近、終末期の一人暮らしの利用者さんを担当する中で、わたしがケア面で、こうさせて頂きたい!という思いばかりが先行してしまい、看護側の気持ちばかりが大きくなっていた事を反省した出来事がありました。いち早く体調の変化を見つけて、苦痛のないケアが出来るように、医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、デイサービスなどとの情報交換をしていく事の重要性を感じました。利用者さんの思いを汲み取り、その方にとって最善の看護とは何か?を感慨深く学んだ経験でした。

これからも利用者さん、ご家族との信頼関係を築いていけるよう努力し、一人一人の利用者さんにとってより良い看護を目指していきたいと思います。