訪問看護に花は咲く75

 昨年中は私たちの訪問看護事業にご協力を賜り、まことにありがとうございました。
振り返ると、たくさんの出会いや別れがありました。体調がよくなり訪問看護を卒業された方がおられる一方で、家で亡くなられた方や「最期まで家で過ごしたい」という思いを叶えられず病院で最期を迎えた方もおられました。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。

 昨年、厚生労働省は次期介護保険制度改正における給付の見直案だった「ケアプランの有料化」、「要介護1・2の生活援助サービスの市町村実施の総合事業への移行」、「所得基準見直しによる利用料2割3割負担の対象者拡大」については実施を見送ることを表明しました。今後も介護を必要としている方が必要な時に必要なサービスが適切に保障される制度であるように、国の責任でいのちと人権が大切にされる社会保障充実が望まれています。

 私たちは「住み慣れた家で最期まで家族と一緒に過ごしたい」そんな願いを叶えるために、また、地域の皆さまが安心して在宅生活を送ることができるように24時間365日対応しています。優しく温かい訪問看護が提供できるようスタッフ一同、気持ちを新たにし、今年も頑張ってまいりますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。