訪問看護に花は咲く77

嚥下力を鍛えましょう

年齢と共に衰えてくるものの一つに、ものを飲み込む力「嚥下力」があります。
一般に嚥下障害は、高齢者に多い病気だと思われがちです。
しかし50歳前後からは飲み込む力が少しずつ弱くなるため、中高年の人ならだれにでも起こりえます。
「そういえば前よりむせるようになった」など思い当たることはありませんか?
よく耳にする誤嚥性肺炎は、食道に入るべき食べ物が誤って気道に入り起こります。
誤嚥性肺炎は全身状態を悪化させ、ひいては生命を危険にさらします。

簡単に嚥下力を知る方法は

あごを引き、30秒間で唾液を何回飲み込めるかのテストをします。
3回以下だったら要注意。
嚥下力が低下している可能性があります。

嚥下障害は下図の体操で予防や改善することができます。

50、60代~「歯の教科書」より引用https://ha-kyokasho.com/

口を動かすことは脳の活性化にも繋がります。
自分の口でおいしく食事をし、いつまでも健康に過ごしましょう。