寄り添うこと・・・(77)

2000年から始まった介護保険制度は現在に至るまで3年ごとに改正が
行われてきました。その中で、2018年新たに法定化された介護医療院について説明をします。

介護を必要とする高齢者のための施設には3種類あります。
・特別養護老人ホーム:要介護者のための生活施設
・介護老人保健施設:要介護者にリハビリ等を提供し在宅復帰を目指す施設
・介護療養病床:病院、診療所の病床のうち、長期療養を必要とする
要介護者に対し医学的管理のもと行われる介護、必要な医療等を提供する施設。
このうち「介護療養病床」が廃止され「介護医療院」へ転換されることになりました。

介護医療院は、長期的な医療と介護の両方を必要とする高齢者を対象に「日常的な医療管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能を提供できる施設です。
今後ますます増加が見込まれる慢性期の医療、介護ニーズへの対応する為に要介護者に対する長期療養の為の日常生活上の介護を一体的に提供することを目的とした施設となります。介護医療院にはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は、容態が急変するリスクが高い方が受け入れの対象となっています。Ⅱ型は、医療・介護の容態が比較的安定している方が対象となります。部屋については、仕切りがカーテンのみではなく、パーティションや家具などを組み合わせ、プライバシーが守られるよう配慮されています。

同法人のおおみや葵の郷も今年4月から介護医療院に転換することになりました。ご相談等、各ケアマネジャーが受け承ります。

鉢植えの花