寄り添うこと・・・(91)

私達と新型コロナウイルスとの生活が始まり、早くも二回目のGWを終えました。
テレビ報道で菅首相や小池都知事などの注意喚起の内容は大きな変わりはありません。ただ、人間は、いい意味でも悪い意味でも「慣れる事」が身についているのか、国民の意識、危機感、緊張感は昨年より大幅に減退しているように見えました。我慢の限界、生活や経済の問題などもあるでしょうが、コロナ入院患のベッド使用率、重症患者数、現場を支える医療従事者の方のことを思うと、今が一番の正念場なように思います。

京都市では、5/20よりコロナワクチン集団接種の申し込みが始まりました。第一優先は、かかりつけ医の医療機関になりますが、病院によっては接種を実施していない機関もあります。また、かかりつけ医であっても、ワクチンの数の関係で一か月ほど先の予定となる方もいます。対象の医療機関がない方は集団接種での申し込みになりますが、初日の5/20は回線が大混雑、市内で300回線の体制で臨んだとのことですが、私の担当する利用者様は、「朝から20回ほどかけてみたけれど繋がらなかった。夕方もう一度挑戦してみる」と、不安な表情で報告をくださいました。他のケアマネジャーも診療所と用事があるため連絡しても、ワクチンの問い合わせが集中しているからか、電話が繋がりらず困っている状況がみられました。

私達が感染を持ち込まないこと、広めないことは重要なことです。しかし、高齢で抵抗力も弱く、持病を抱えておられる利用者様がスムーズに接種できないことへのもどかしさを感じます。

一人でも多くの方が、一日でも早くコロナワクチン接種ができて、お身体を守り、気持ちが落ち着いて暮らせる日々がくることを願うばかりです。