寄り添うこと・・・(106)

コロナと暑さに心が奪われているうちに、9月がやってきました。夏の名残を惜しみつつ、程よい秋の気配を心待ちにする毎日です。

さて新型コロナウィルスの感染爆発が続き、日本の新規感染者数は3週連続世界最多となっています。医療が逼迫し、救急車を呼んでもすぐに来てくれない、来ても入院先が見つからないような状況が続いています。介護事業所もひとたび感染が起こると、それが急速に拡大し、支援するスタッフがいない状況にも陥ります。しかし介護現場には十分な補填や補償がありません。

国は新たに「BA.5対策強化宣言」を設け、京都府もこの宣言を出しています。内容は、感染の危険が高い場所への外出自粛を高齢者らに求めるものです。高齢者にだけ外出自粛を求めても何の意味もありません。今の日本の現状は、「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」を出すような水準に達しているような気がします。ワクチンの効果や治療薬により重症者は減っていますが、ウィルスの病原性は弱くなったと安心させられてはいませんか。国の無策ぶりには辟易し怒り爆発ですが、働く仲間や利用者・家族のみなさんと、怒りを笑いにかえながら乗り越えていきたいと思う今日このころです。