訪問看護に花は咲く109

人は誰でも相手の悪い面が先に目につき、良い面を見ることが少ないそうです。
特に看護師は「問題探し」が得意?と言われています。「薬が飲めていない」「いつ転倒してもおかしくない」「食事が偏っている」など、利用者の「できていないこと」が目につきます。「できていないこと」をできるようにするのはとても難しいことです。

先日実習に来ていた看護学生は利用者の「良い面」「強み」に着目していました。利用者自身でできていることを認めることはモチベーションアップにつながり一層自分の体調管理に気を付けることができます。

私の息子が小学生の時の話です。成績が悪かったことを近所の人に話すと「○○くんはいつもニコニコして穏やかで、それが○○くんの良いところだね」と言われました。私は息子の「できていないこと」しか見ていなかった・・と反省しました。

「良い面」を見るのは簡単そうですが意識しないとできないことでもあります。日頃から心掛けたいですね。