訪問看護に花は咲く115

「同志国」による戦争への危機感

政府は外交目的などを共有する「同志国」の軍に装備品などを提供する新たな枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」の導入を決めた。「同志国」とはどのようにして決めるのであろうか。
政府の考えの一つには、中国の海洋進出に直面する東南アジア諸国などへの装備品の提供を増やせば、中国への抑止につながると考えているようである。一方、「OSA」導入によって、中国、ロシア、北朝鮮は今まで以上に脅威的な行動に出てくる危険性も考えられる。このような危機感を増幅するような制度を導入するなら、国会で十分な議論を行い、必要性を国民に説明すべきである。

ロシアのウクライナへの侵攻、中国の軍事拡大などにより、我が国を含め世界が戦争への脅威を感じている。なんとか戦争終結や戦争回避へ進まないようできないものであろうか。

かつての戦争での京都市の被害

昭和20年6月26日、アメリカの爆撃機B29が京都市上京区出水地域に爆弾を投下した。
京都市では被害が最も大きく死者50名を出したと言われている。

この時の空襲の際、上京区にある山中油店の家に落ちてきた爆弾の破片が、現在も店先に展示されている。我が国はかつて戦争により侵略もし、わが国自身も被害を受けた。戦争はあってはならないと願う。

京都市上京区にある山中油店

山中油店の家に落ちてきた爆弾の破片