訪問看護に花は咲く21

k1今回ご紹介するのは、Iさんご夫婦です。
最初は、20年程前から入退院を繰り返されている奥様の訪問看護に入っていました。奥様の代わりに家事全般をしてこられたIさんは、とても穏やかでいつもニコニコと笑顔で迎えてくださっています。

 昔は構造美術をされており、帯の図案家であったIさん。警察犬のシェパードも飼われていたことがあり、その頃からのかかわりのある方に、今でも慕われておられます。来客も多く、いつも「みんなええ人ばっかりで、よーしてくれはるんや。」とおっしゃいます。奥様の弟様も毎週土曜日に買い物のお手伝いに来てくださっています。
そんなIさんが転倒されたことをきっかけに動けなくなり、病状観察と入浴介助の目的で訪問看護が開始になりました。そのため、奥様が少しずつ気をつけながら何とか家事をされるようになっています。
お互いを思いやり、助け合いながら生活をされるようになり、Iさんも家事を少しずつされるまでに回復されています。

 お風呂の中では戦争中のことをよくお話してくださり、少年兵のことを思い出しては涙ぐまれています。繊細で心優しいIさんと朗らかでお話し好きな奥様に私たちの方が癒されほっこりした暖かい気持ちになるのです。
 お互いを支え合いながら前向きに過ごされているIさんご夫婦。
これからも仲良く自宅で穏やかに過ごして頂ける様に、少しでもお手伝いできればと思っています。

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北区に住むAさんをご紹介します。
Aさんは、大正11年生まれの93歳男性です。
動くと息切れがあり、週に2回入浴の介助に伺っています。
Aさんは45歳で脱サラし、会社を立ち上げ、今は会長として経営にも現役で関わっておられます。

4-2京都らしい格子戸のある「一間路地」のご自宅には、いつも素敵な日本画や娘さんが生けられるお花が飾ってあり、きちんと三つ指を付いて挨拶して下さる奥さんと3人の娘さんが交代でお世話されています。
社長さんとして、また、戦争中は、激戦地のレイテ島でのわずかな生き残り兵として、様々な困難があったとお聞きしていますが、Aさんの素晴らしい所は、今までの事、今の事すべてを穏やかで優しく、それでいて見るべき所はきちんと見る目を持っておられる所です。

私達看護師にも、決して上から目線で無く、いつも丁寧な言葉で接して下さいます。
周りの人への心配りで、周りの人も気持ちよく接してくれる。そんな心地よい循環の中で、私も生きたいと思うこの頃です。   

Aさんは要介護4。訪問リハビリを週2日、訪問看護を週2回利用。
他に、車いすと取り外しの出来る手すりのレンタルを利用されています。

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ご存知のように我がステーションの訪問看護師は、
全員スクーターで訪問に回っています。

雨の日も風の日も…
そしてこんな日も…

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さすがにこれでは走れません。
この日の訪問は徒歩で周りました。
息を切らせて辿りつくと
「こんなに手が冷たくなって」と手を取って温めてくれました。
慣れない雪の中を歩くのは大変です。
しかし待ってくれている方がいるから、かんばれるのです。
これからも安全第一で皆様のもとに伺います。
(安全第一で訪問しています。天候によっては伺えないこともありますのでご了承ください)


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この日の万歩計。
未だにこの記録は破られていません。