訪問看護に花は咲く24

今回ご紹介するのは北区に住むNさん50代です。
Nさんは1歳8ヶ月の時にポリオに罹り、左上下肢に軽度の運動障害の後遺症が残りました。その後養護学校中等科卒業し現在は障害者のデイサービスに通っています。2年前より午前中の覚醒が悪くなり、立ち上がりも不安定で歩行困難となり寝たきり状態になりました。深い褥瘡が3ケ所できてしまいました。訪問看護が週3~4、ヘルパーさんなど各サービスが入り褥瘡は1年程で治りました。

訪問看護導入当時は余り喋らず大変緊張しておられ、お風呂のときも震えていました。
元来人が大好きで人なつっこい性格なので何度か訪問していくうちに笑顔が出てきました。
デイサービスのお話もよくしてくださりガールフレンドのいることも話してくださいました。
今では訪問の度に笑顔で迎えてくださいます。 
歌が好きで中でもAKBの「まゆゆ」が大好きです。Nさんのお部屋には「まゆゆ」のポスターでいっぱいです。現在訪問看護は便対応とビニール浴で入っています。
ビニール浴は大のお気に入りで「アイウオンチューアイニーデュユー」と時にはAKBの歌を歌いながら「気持ちいい」と満面の笑顔です。
誰にでも好かれるNさんこれからも穏やかに過ごせるようお手伝いさせて頂きますね。
 
医療保険で週2回 便対応とビニール浴で訪問しています。

訪問看護に花は咲く23

k7-1私が訪問看護に異動して、もうすぐ4年になろうとしています。
それまでは、病棟でしか働いた事がなく訪問看護がどういうものなのかはもちろん、在宅で療養されている方の気持ちに触れる機会もありませんでした。
そんな私ですが、たくさんの利用者さんや家族との関りを通して、疾患を抱えながらも、病院ではなく在宅で療養を希望される利用者と家族の気持ちに触れ、少しずつわかる様になってきました。

私事ですが、先日、急遽入院しなければならなくなり入院したのですが、色んな不安や心配、寂しさもあり、家に帰りたくて帰りたくて。泣いていました(笑)その時に、在宅で療養されている利用者さんが、病状変化時「入院は嫌や、家にいたい」といわれる気持ちが自分の身をもってわかりました。病院では、生活よりも治療が優先されるので、家みたいに自分の心地いいスペースや自分のペースで過ごす事ができなかったり。好きな時にテレビも見れないし(笑)やっぱり、家がいいなあ。家で心地よく療養する事が、治療によい結果をもたらす事もあると思います。

普段、利用者さんの思いを傾聴し共感しケアする事を心がけていますが、やはり自分が経験してこそわかる事が多々あります。今回の経験から、利用者さんが安心して在宅で生活できる様に、今まで以上に全力でサポートしていける様に今後もがんばります。

訪問看護に花は咲く22

今回は利用者様のことではありません。私事ですが遠く離れて暮らす親が今週、手術を受けることになりました。

7年前に腎がんを患い片方の腎臓を取り出す手術をうけました。その後は何度か膀胱がんを再発し、その都度内視鏡で手術を受けています。しかし今回はその手術ではなく腹部大動脈瘤の手術です。動脈瘤が大きくなってくると破裂の恐れがあるので手術をしなければならないのですが、先日の検査の結果で手術の適応だと先生に告げられました。先生曰く「手術の前に肺の状態が悪いので、治療してからですねえ」と。喫煙がやめられず息切れしていましたが、吸入などで治療をした結果改善し、手術を受けることが出来るようになりました。

それでも息切れをしながら電話をかけてこられると気が気ではありません。「心配かけてすまん」と言いますがタバコをやめるように言っても頑固な性格上、不摂生(本人は不摂生とは思っていない)は治るわけはなく、遠距離ということもあって一層もどかしさを感じます。

私たちが訪問している利用者様のご家族も遠距離の介護をしておられる方があります。利用者様の体調が変化したり、相談が必要な時にはご家族へ電話やファックスで伝えるようにしています。先日ご家族が「私が帰った後もよろしくお願いします」と言っておられましたが、そのご家族の心配が少しでも和らぎ、安心していただけるように「頑張らなくては」と痛切に思うのです。