訪問看護に花は咲く15

ho201411今回ご紹介するのは、男性Fさんです。
Fさんは奥様と二人暮らしです。友の会の役員をされており、奥様は長年 新婦人で地域へ貢献してこられています。

毎晩 寝る前の入浴を楽しみにしておられましたが、今年の3月に浴槽内で立てなくなるという危険な体験をされたことで、訪問看護での入浴介助が開始になりました。足のむくみや循環不全もあり、入浴後下肢のマッサージもしています。

とても温厚でシャイなFさん、そのFさんを支える奥様もまたとても穏やかで、いつも玄関にきれいにオ花を生けておられます。訪問する私達をやさしく迎えて下さいます。私達の方が癒され、ほっこりした暖かい気持ちになるのです。

そんなFさんは最近ウクレレを習い始められました。週一回自宅に先生が来られます。「とても楽しい」とおっしゃいます。訪問時に練習しておられることもありました。
夏にはウクレレの発表会があり、一生懸命弾かれる姿に感動しました。

また、可愛いひ孫さんにはデレデレのFさん。とても優しい表情で見守っておられます。
色んな病気を抱えながらもいつも前向きなFさん。これからもご夫婦仲良く、笑顔で過ごして頂ける様に、少しでもお手伝いできればと思っています。

ho201412

訪問看護に花は咲く14

14-1Kさんは奥様と二人暮らし。椅子や手すりなど自分で作ってしまう手先の器用な方です。Kさんは大きな火傷を負い皮膚移植をされYか月前に病院から退院して来られました。医療度が高く、1週間に4回の訪問看護が開始になりました。火傷の処置・シャワー浴・痛みどめのコントロールのお手伝いです。訪問日以外は病院での処置や奥様が処置を行いました。
火傷の範囲が広いこと、これから予測される感染症など様々な問題があり元の生活に戻れるようになるには相当な期間を要すると思われました。ご本人は痛みや不眠や痒みで辛い日々が続き意欲が低下し会話も少ない状態でした。しかし火傷の状態が少しずつ改善し畑仕事ができるようになられ「ナスやキュウリが沢山とれたで。次は大根や。」と元気な声が聞けるようになりました。

まだ火傷のひきつれた感じや痒みが少しありますが現在、週3回の処置で快方へ向かっています。これもご本人の頑張りと奥様や娘さんの励ましと支えのおかげだということを私たちはよく知っていますよ。そこに微力ながら私たちもお手伝いできたことをうれしく思います。
 
これからも私たちはケアマネジャーさんやサービス事業所の方と協力しながらご本人やご家族の力を引き出し、そっと寄り添っていける看護をめざしていきたいと思います。

14-2(Kさんの作品の数々です)

訪問看護に花は咲く13

201408今回ご紹介するのは90代の女性Nさんです。Nさんは娘さんと二人暮らしです。由緒あるお寺の娘さんとして育ちました。初めてお会いした時はとても高貴な感じの方で話にくい方なのかな?と思っていました。
ヘルパーさんと一緒に清拭、洗髪、足浴等のケアをさせて頂いています。いつも玄関まで行くとヘルパーさんとNさん娘さんの笑い声が聞こえてきます。「今日はダイマルまで行ってサンダル買ってきたの、タクシーで行ってすぐ帰って来たのに、あんた私をほっといてどこ行ってたんや、悪い娘やろ」そこからいつもの娘さんとNさんの漫才みたいなやりとりが始まります。Nさんは現在終末期です。酸素をして腹水が溜まって、心臓の機能もかなり弱っておりいつどうなってもおかしくない状態です。娘さんもそれをよく理解されており最期まで自宅で看取る覚悟でおられます。Nさんは、今とてもしんどい状態で「眠れない、お腹が痛い、息苦しい」などの訴えが常にあります。それでも笑顔で冗談を言って私達を笑わせてくれようとして下さいます。娘さんも殆んど休めていない状況で座って居眠りしてテーブルで頭を打つ事が何度もあったそうです。Nさんは「昔はよくもてた、先生にもひいきされていた。今からでも若い男の人つくろうかしら」と笑って話されます。お若い頃の写真を見せてもらいましたが本当にべっぴんさんです。娘さんにとっても自慢のお母さんだと思います。

201408-1私達看護師は清拭などの他に背中のマッサージをしています。それをとても喜んでくれていつも「気持ちいい、ウエストが細くなった気がする」とおっしゃって下さいます。これからもお二人が笑顔で過ごせるよう、気持ちいい看護を提供していきたいとおもっています。若かりしときのNさんです。