訪問看護に花は咲く128

今年は桜が咲いたと思ったらいきなり夏日。
身体がついていかなくて、しんどい思いをしている方が多いのではないでしょうか?
今年にわかに耳に入るようになった「暑熱順化」をご存じでしょうか?
「暑熱順化」とは暑さに身体が慣れること。
暑さに身体が慣れると熱中症になりにくくなると言われています。
まさに今年は暑熱順化する前に暑くなり、しんどさを感じていると思います。

体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切だそうです。
暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えないとならないようです。
では実際どのようにしたらいいのでしょうか?

  1. 筋トレやストレッチなら1回30分、週5回以上。
  2. シャワーでなく入浴。
    普段シャワーで済ませている方も2回に1回は湯に浸かりましょう。
    汗をかくことが目的なので、ぬるめの方は長く浸かりましょう。
  3. ウォーキングは1回30分、ジョギングが1回15分を週5回以上。
  4. サイクリングは1回30分、週3回程度。

本格的な暑さがくる前に熱中症に負けない身体作りをしましょう。
暑熱順化については、熱中症ゼロ「熱中症について学ぼう:暑熱順化」のページ に詳しく記載されています。

訪問看護に花は咲く127

旅立ち

Aさん、今年の桜を見られずに亡くなりました。90歳代後半でした。入院はせず自宅に居たいと強い思いがあり、それを一人娘さんも受け入れておられ私達も援助してきました。私が診療所勤務の頃からの、もう10年以上の関わりのある方でした。
夫婦仲睦まじく、認知症だった妻を介護しながらデイサービスでも受診でもどこに行くのも一緒でした。Aさんはとても穏やかな方で怒ったこともありません。妻は認知症の進行で、Aさんに暴言や暴力を振い出し、かなり悩んでおられましたが夜中に奇声を発する様にもなり、妻は特養ホームへの入所となりました。近くだった為Aさんは妻の事が心配で何度も面会に行かれていました。

娘さんは遠方から毎日通っておられましたが、今年になり泊まり込んでの介護を続けて来られました。3月になり病状の悪化で徐々に寝たきりになると、母親を大好きな父の為とAさんに会わせる為に連れて帰り、顔を見せることが出来ました。Aさんもとても喜んでおられました。本当に仲の良い親子でした。
段々弱っていく父親を見るのが辛く、訪問する度に泣いておられましたが、最後はお孫さん達も全員で見送ることが出来ました。もっと援助できる事があったのでは?と今でも悩みますが、家に居たいという思いが実現でき、素敵な旅立ちだったと思います。

孫 新1年生                  これも旅立ち♡

訪問看護に花は咲く126

門出~新しい旅立ちや始まり~

3月はさまざまなことからの卒業や別れという旅立ちの時期でした。4月は学生にとっては入学式、新社会人にとっては入社式などがあり、夢や希望を持ってスタートする時期です。新生活を迎える人にとっては、お祝いしたい門出です。

4月は新年度ということで、学生・新社会人以外の人にとっても、夢や目標をもってスタートする時期で、この季節は新しい旅立ちを祝うがごとく桜も賑わいます。年齢を重ねてくると新たな目標や挑戦することが少なくなってきたり、見つけられなくなってきたりするものです。小さなことでもいいので何か新しいことに挑戦したいものです。

上京区智恵光院通今出川上がる場所に「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」という「門出(かどで)」に関する神社があります。
源義経が奥州平泉に赴く際に、道中の安全を当社に祈願してから出発したといわれています。「首途(かどで)」とは、「出発」を意味し、この由緒により「首途八幡宮(かどではちまんぐう)」呼ばれるようになったようです。このことから、特に旅立ち、旅行安全の神として信仰を集めるようになった神社だそうです。

首途八幡宮(かどではちまんぐう)