印象深いエピソード
ようやく酷暑と呼ばれた夏が終わり秋を待ち望んでいると、いきなり冬のような寒さになりましたね。最近は、気候変動の影響で異常気象が常態化し、夏の猛暑が長く、秋と春が短くなっています。日本の四季が崩れ、二季化現象とも呼ばれています。
このような酷暑の中、私は60歳の誕生日(還暦)を迎えました。自分が60歳になるなんて…嘘みたい、60という響きにまだまだ抵抗があります。しかし、まだまだ若いと思っていてもそれは気持ちだけ(笑)。体のあちこちが痛み、痛み止めでごまかしながら日々生活を送っている状況です。
誕生日には家族や友達からお祝いの言葉やプレゼントをいただきました。その中でも、忘れられないとても印象深いエピソードをひとつ紹介したいと思います。
ある日のこと、仕事が終わり家の玄関を開けると大きな段ボールが一つ置いてありました。夫に聞くと、「アマゾンからやし注文したんと違うの?えらい重たいけど。」と。いつもアマゾンで注文するが今回ばかりは身に覚えがない。持ってみると重たくてでかい。箱の中でごそごそという。とても不気味で不安が募るばかり。差出人はアマゾン。宛名は私になっている。アマゾンからの品物、誰からかわからず怖くて開けられない。アマゾンで注文履歴を確認するが見当たらない。いったいこれは何なんだ?不思議に思い届けてくれた宅配業者に確認するが、アマゾンに確認してくださいと言われる。アマゾンに連絡すると、はじめは宅配業者に聞いてくださいと言われたが、すでに確認していることを説明。親身に調べてくれた。その結果、誰かからのギフトらしいが、ギフト設定を忘れて注文したらしい。お金もすでに払い込まれている。詐欺ではなかったとひと安心。「中を開けてみてください」と言われる。開けてみるとエビスビールのギフトセットだった。私がエビスビールを好きなのを知っている人。誰?
しかし、個人情報の都合で誰とは言えないらしく、送り主に「『誰からかわからなくて困っておられます』とメールします。」と言われた。ここまでで1時間経過。息子と娘に連絡するが、「ビールは送ってない」との返事。両親はアマゾンで注文はできない。弟も違う。その後も、誰からも連絡がなく翌日を迎えた。職場での昼休憩。前日の怖い贈り物の話をした。すると、実は職場のみんなからのサプライズプレゼントでした!職場のみんなからは、誕生日当日に我が訪問看護のパティシエばりの腕前のスタッフからの手作りチーズケーキをもらっていたので、“まさか”と。私がエビスビールを好きだと知っている人!職場のみんなやん!! 思わぬサプライズ一生忘れません(笑)ほっこりした結末でよかったです。今後、アマゾンでプレゼントを贈るときは必ずギフト設定をしようと心に誓ったのでした。




