訪問看護に花は咲く79

マスク品薄状態に思うこと

今年に入り、毎日「コロナ」「感染」という言葉を聞かなかった日はありません。

この間、アメリカでの新型コロナ感染による死者数は世界最多となり、日本でも各地で緊急事態宣言が出され、医療崩壊の危機が叫ばれるなど、重大な局面にさらされています。

物に恵まれ、何をするにも便利になった日本では、毎日平和で暮らせることがどこか当たり前になっており、この非常事態が今一つピンときていないこともあるかもしれません。

ただ、身近なところでいうと、「マスク不足」は深刻な問題として感じられるのではないでしょうか。マスクだけでなく、一時はなぜかトイレットペーパーまでも品薄となり、各店舗から姿を消してしまいました。かくいう私も、3月初めの「紙類品薄状態」の際にトイレットペーパー難民になってしまい(家族4人、翌日からの分がほぼなかった)、ただひたすらそれを求めてドラッグストアやホームセンターを何軒もハシゴしてしまいました。結局それは手に入らず、実家に頼み込んで少し分けてもらうことで事なきを得ました。

本当に必要なところに行き渡らない「買い占め」で、困る人も多いのにそれはなぜ起こるのか、ずっと疑問で少し調べてみました。…発端は、SNSで流されたデマであることは知られています。

この緊迫した状況の中、新型コロナが少しでも早く終息することが今一番の願いですが、まだ見通しが立たず、時間がかかると思われます。しかし、さらなる混乱や医療崩壊を避けるため、今一度一人一人がよく考え、冷静に責任ある行動をとることが大切だと考えます。