寄り添うこと・・・(88)
3月の光、春のきざしに思うこと
(植物園の白い花、スノードロップ)
コロナ禍において、世界ではワクチン接種が始まっています。イスラエルでは、ワクチン2回接種で死亡率は98.9%減少と報道されています。
日本でもやっと、医療従事者の接種が始まりました。
吹く風や青空は穏やかで、春の希望を感じます。
しかし介護サービス事業所で働く私たちは、絶えず感染源を持ち込まないよう緊張感のある日々を過ごしています。
新型コロナウィルス感染症(以下COVID-19)が拡大する前は、職員同士の交流を大切にしていました。地域の方々と一緒に、健康や介護について考えたり、楽しい行事を企画していましたが、今は3密を回避することが第一になりました。また感染対策をしていても、介護現場では予期せぬCOVID-19患者が発生し、職員や職員家族に陽性感染者が発生しています。このような中で、精神を平常に保つことの難しさを日々感じています。
私たちが加盟する全日本民主医療機関連合会は「新型コロナウィルス感染症に関する職員のヘルスケア指針」を出しました。その中にセルフケアのための10のヒントがあります。
〇仲間の力・・「3密」を避けながらも、仲間と話ができる機会を持ち、大切にすること。
〇ペースの尊重・・ストレス対処は人それぞれ。自分のペースを大切にすること。
〇称賛と誇り・・頑張っている自分をほめてあげる、頑張っている仲間や家族をほめてあげること。
〇団結とマネジメント・・事業所や法人の方針に団結し、民医連の理念、共同の力を信頼すること。
私はこの4つのヒントを自分に当てはめています。そして職場の仲間と一緒に、この困難を乗り越えたい!乗り越えられる!!と強く思っています。
みなさんもご近所の方やご友人、時には私たち(ケアマネジャー)と会話する機会を持ち、不安や悩みを解消できるようにしてくださいね。