かかりつけ医を書面で確認可能にする
訪問看護師10人が、日々地域の多くの利用者様のところへ訪問させていただいています。訪問看護では、利用者様がかかっておられる「かかりつけ医」の指示に基づいて訪問看護業務にあたっています。そのため、「かかりつけ医」はとても重要な存在になります。
先日、厚生労働省は地域で患者の日常的な診療や健康管理をする「かかりつけ医」の機能について、定義を法律に明文化する方針を明らかにしました。
厚生労働省が専門家部会で制度の整備に向けた骨格案を示しています。患者が希望すれば医療機関と書面を交わし、かかりつけの関係を確認できるようにするが、対象は医師が継続的な医学管理が必要と判断した治療中の患者に限り、元気な人が自分のかかりつけ医を選ぶことは想定されていません。そのため、対象患者は限定的になると想定されます。
地域の複数の医療機関がグループで対応することを前提に、かかりつけ医の具体的な機能として、「よくある疾病への対応、休日・夜間の対応、入退院時の支援、在宅医療の提供、他の医療機関や介護施設との連携」が想定されています。
患者がかかりつけ医を選ぶ際に役立つように、都道府県は各医療機関から備える機能について報告を受け、ウェブサイトで公開するようです。また都道府県は地域で不足する機能があれば、病院勤務医の開業を支援するなど対応策を検討して公表するようです。
かかりつけ医をめぐっては、新型コロナ下で、発熱患者がいつも通う医療機関を受診できない例が続出した問題がありました。
いずれにせよ、誰でも受診したいときに受診できるような医療体制を整備することが重要であると思います。また、医療費・介護費の負担増により、「制度あって利用なし」とならないよう充実した制度や体制にしていただきたいと願います。
癌封じ「梅丸大神」

現在、癌は二人に一人はなる病気といわれており、訪問看護でも癌を患っておられる利用者様への訪問もしています。京都御苑の西側にあり、菅原道真生誕の地といわれている「菅原院天満宮神社」内にある「梅丸大神」は、癌封じのご利益で有名な末社です