寄り添うこと・・・(130)

~夏の故郷・母を思う~

今年の夏も、連休を利用して長女と故郷に帰省。
齢90歳を過ぎた母親が、お盆の準備をしながら待っていました。
父親が亡くなって17年間、一人暮らしを続けています。

後姿は祖母(母の母)に似てきました。年齢とともに難聴が進み、今はようやく補聴器をつけて会話できるようになりました。外出時は杖や歩行器を持ってゆっくりと歩行しています。毎朝新聞をじっくり読んで、世の中への怒りを吐き出しています。(毒舌家)

買い物は近所に住む姉夫婦が車で付き添ってくれていますが、私たちが帰る日やみんなが集まる日には、朝から食べきれないほどのおかずを作っています。私が90歳になったら、、、同じことは出来ません。

利用者の方々と対峙していると、長い人生の中で大切にされてきたものを感じることがあります。今の自分を形成した過去の歴史はとても大切です。

と同時に「今」を生きる私は、私たちは、どう生きるべきかということも大切です。人は常に未来と向き合っています。一寸の光を求めて、理不尽な格差社会を少しでも良くしていける自分でありたいと思います。