寄り添うこと・・・(9)
消費税があがって・・
つい先日のこと、高3の長女が「324円頂戴な」と言うので何のことかと思いきや、「100円のパンを3個と消費税が24円」とのこと。当然のことながら100円のパンにも1個あたり8円の消費税がついて回ります。子供にとっても消費税24円の自腹はばかにならない金額だったのでしょうが、積もり積もっていく消費税の重さに不安は広がる一方です。
今、国会で医療・介護総合法案が
それとあわせて今国会で「医療・介護総合法案」が審議されており、参議院で可決されると来年から実施されることになります。医療保険制度と介護保険制度がからみあった大改悪です。病院はより一層患者の早期退院を迫ることになり、在宅で重度の方を24時間介護する。そのシステム作りのために、まずは軽度者(要支援認定を受けた方)の予防給付を地方自治体に肩代わりさせて大幅な予算削減を計画しています。私たちが関わる要介護認定を受けている方々にも関係があります。
特別養護老人ホームへの入所基準を原則「要介護3以上」に限定する、一定所得以上の人(年収280万)の介護サービス利用料を2割負担にする、ショートステイや施設入所の際に食事代や部屋代が減額される制度に資産を勘案する(単身で1000万円の預貯金があれば対象外)などです。負担は増え続け、行く先の見通しが立たず、不安が広がっていきます。
法案の内容を知らせましょう!そして声を上げていきましょう!
残念ながらまだまだその内容が知らされていません。私たちケアマネジャーも利用者やその家族、地域の方々に署名を集めて内容を伝えてきました。今は衆議院と参議院に抗議のFAXを送り続けています。黙っていてはやりたい放題の政治を助長することになると思います。消費税も介護保険も年金も医療保険も、私たちの命と暮らしに直接つながるものです。6月の採択までまだ時間はあります。諦めずに、ぜひ声をあげていきましょう!