寄り添うこと・・・(144)

介護の日

「介護の日」をご存じですか。平成20年に厚生労働省が、介護をもっと身近に感じてもらうために、11月11日を「介護の日」と定めました。
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」という合言葉に、介護に関わるすべての人への感謝が込められています。
この夏上映されていたある100歳を超えたひとり暮らしの女性のドキュメント映画の紹介記事を思い出しました。みそ汁を作り、庭の草を抜く、そんな日常を積み重ねが、穏やかで力強い生き方につながっています。主人公の言葉で「さびない鍬でありたい」「いい人生です。過去形じゃない、ing(進行形)です」には、年齢を重ねても自分の手で暮らしを耕し続けたいという思いが込められているように思いました。介護も同じように「できることを支える」前向きな関りです。支える人も支えられる人も、お互いに生きる力を分け合える、そんなあたたかな関係が広がれば良いです。

鴨川の景色も少しずつ秋の風景になってきました。