寄り添うこと・・・(139)

介護保険施設を利用する際に
「負担限度額認定」という
負担軽減の制度があるのをご存知でしょうか?

介護保険施設には、大きく分けて「施設サービス」と「居住系サービス」があります。

施設サービスを利用した時の利用者負担額は
① 施設サービス費用の1~3割(所得に応じて)②食費③居住費④日常生活費の合計になります。
このうち②食費③居住費に関しては、所得等に応じて負担限度額が決められており、介護保険から施設に特定入所者介護サービス費として支払われ、負担が軽減されます。
申請には、預貯金等の状況が確認できる書類が必要で、負担額の軽減認定を受けた方には「介護保険負担限度額認定証」が交付されます。

施設サービス居住系サービス
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
特定施設入居者生活介護
(都道府県から指定を受けた有料老人ホーム、ケアハウス)
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
(地域密着型老人ホーム・29人以下)
地域密着型特定施設入居者介護
(都道府県から指定を受けた29人以下の有料老人ホーム、ケアハウス)
介護老人保健施設(老人保健施設)認知症対応型共同生活介護
(認知症高齢者グループホーム)
介護医療院

これが利用できないのが、表右側の居住系サービスです。
有料老人ホームや認知症高齢者グループホームは利用料自体が高額にも関わらず、負担限度額認定を受けることができません。認知症高齢者グループホームは、家庭に近い環境の中で食事の用意や掃除、洗濯などの日常生活における家事などを職員のサポートを受けながら取り組むことで、認知症の症状を和らげる目的があります。しかし、高額でなかなか利用できなかったり、入居されても経済的な問題で退去になるケースがあります。負担限度額認定の対象が拡充され、選択できる施設が増えることが望まれます。

2025年5月デイの風景

皆様こんにちは!葵会デイサービスです。
5月のブログをお届けします!新緑と笑顔あふれる季節になりました。今月は紙粘土を使った鯉のぼりの制作をいたしました。カラフルな紙粘土で可愛らしい鯉のぼりができました。

慰問ボランティアの方も来てくださいました!
今回は「京都観光案内」です。京都観光検定の資格を持った方が来てくださり、京都の寺社 等の写真を見ながら京都の歴史を解説して下さいました。懐かしい場所や行ったことがないところも詳しく話して下さり、とても楽しかったです!
おやつは桃のゼリーに致しました。
お楽しみ入浴は「ラベンダーの湯」で色と香りで楽しんでいただきました♪

訪問看護に花は咲く140

「高齢者帯状疱疹」が定期接種化

今年の4月1日付けのきょうと市民しんぶんの予防接種のお知らせで、「高齢者帯状疱疹」が今年から追加されたのをご存じでしょうか?
2025年度から65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。

きょうと市民しんぶん第996号より転載

帯状疱疹とはどんな病気でしょうか?

帯状疱疹は過去に水ぼうそうにかかった時に体の中に残った水痘帯状疱疹ウイルスが動き出したとこで、神経に沿って、体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水ぶくれが出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は50歳代から発症するリスクが高くなります。

帯状疱疹後神経痛とは?

帯状疱疹が痂皮(かさぶた))になっても残る痛みです。
「焼けつくような」「刺すような」「引き裂かれる」「ズキンズキン」など痛みの種類は様々です。
治療は薬物療法が主ですが、時に麻薬性薬剤や抗うつ剤を使用することがあります。
特に高齢者は痛みで動きが悪くなり、筋力低下し、生命予後に悪影響を及ぼします。

その他の合併症は?

顔に発症したとき起こりやすいのが、角膜炎やぶどう膜炎などで時に視力低下や失明になることがあります。また顔面神経麻痺、耳からのめまい、難聴、耳鳴りに悩まされることがあります。

帯状疱疹の予防は?

帯状疱疹の発症には、免疫機能の低下が関係していることが知られています。加齢や疲労、ストレスなどによって免疫機能が低下すると、潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化しやすくなります。健康な高齢者でも、加齢により免疫機能が低下していると考えられます。
日頃から十分な休息をとりながら免疫機能の維持を心がけ、免疫機能を低下させる疲労やストレスのない規則正しい生活を送りましょう。
バランスの良い食事と適度な運動、睡眠も大切です。音楽を聴く、テレビや映画を観る、瞑想や入浴など、自分なりのストレス解消法を見つけておくとよいでしょう。
免疫機能を下げないようにすることも大事ですが、どんなきっかけで体調を崩すかわかりません。予防接種を受けることも一つの選択肢です。

補助対象の方は8月からお知らせが郵送で届きます。補助は生涯1回限りです。
対象の年齢で受けられなくても、5年後の補助対象にはなりませんのでご注意ください。
補助制度はありませんが50歳から予防接種は受けられます。
安くはない金額ですが、帯状疱疹に罹ってしまったら、それ以上の医療費がかかりますのでご検討ください。

寄り添うこと・・・(138)

2025年度が始まり、
ひと月が経とうとしています

以前から2025年問題が騒がれ、より社会保障問題が注目を集めています。高額療養費の大改悪もつい最近話題となりましたが、一旦凍結となりました。
今、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体調不良は自身で手当てをするセルフメディケーション、OTCの活用が推奨されています。また、市販薬購入金額を所得控除する税制優遇もあります。しかし、自己判断では薬の適正利用が難しく、重篤な病気の早期発見にはつながりません。高い市販薬の購入により経済的負担もあります。医療費控除やセルフメディケーション税制(日常的に使用する市販薬の購入費に焦点を当てた制度)がありますが、申請条件を確認し書類を揃え確定申告を行う必要があります。何より、従来の介護保険証を使い続けながらかかりつけ医に相談することが大切です。
いつまでも、青空のもと桜を見上げられるよう健康に過ごしていきたいです。

今宮公園で今年もいい天気の下でお花見ができました

2025年4月デイの風景

皆様こんにちは!葵会デイサービスです。4月のブログをお届けします!
やっと暖かい季節になり、今月は皆さんとお花見ドライブに出かけました。今年は天気にも恵まれ、満開の桜を楽しむことが出来ました!

ゲームは日本の伝統的な遊び「投扇興」を行いました。
桐箱の上に蝶と呼ばれる。的に向かって扇子を投げて得点を競うゲームです。歴史と伝統を感じられる遊びで、楽しんで頂けたと思います。
おやつはさっぱりとしたレモンケーキ、お風呂は「森の香り」の入浴剤にいたしました♪
森の香りのお風呂はいつも皆さんに好評です。