訪問看護に花は咲く14

Kさんは奥様と二人暮らし

椅子や手すりなど自分で作ってしまう手先の器用な方です。Kさんは大きな火傷を負い皮膚移植をされYか月前に病院から退院して来られました。医療度が高く、1週間に4回の訪問看護が開始になりました。火傷の処置・シャワー浴・痛みどめのコントロールのお手伝いです。訪問日以外は病院での処置や奥様が処置を行いました。

火傷の範囲が広いこと、これから予測される感染症など様々な問題があり元の生活に戻れるようになるには相当な期間を要すると思われました。ご本人は痛みや不眠や痒みで辛い日々が続き意欲が低下し会話も少ない状態でした。しかし火傷の状態が少しずつ改善し畑仕事ができるようになられ「ナスやキュウリが沢山とれたで。次は大根や。」と元気な声が聞けるようになりました。

まだ火傷のひきつれた感じや痒みが少しありますが現在、週3回の処置で快方へ向かっています。これもご本人の頑張りと奥様や娘さんの励ましと支えのおかげだということを私たちはよく知っていますよ。そこに微力ながら私たちもお手伝いできたことをうれしく思います。

これからも私たちはケアマネジャーさんやサービス事業所の方と協力しながらご本人やご家族の力を引き出し、そっと寄り添っていける看護をめざしていきたいと思います。

Kさんの作品の数々です

2014年8月のデイ風景

8月の行事「夏祭り」

これからが夏本番!というわけで、8月は夏祭りを開催しました☆輪投げに金魚すくい、ヨーヨー釣りや職員によるスイカ割りなど、沢山の催し物を用意いたしました。金魚すくいでは、「赤」「青」「緑」などカラフルなおもちゃの金魚を用意。「ホンマの金魚か?」「まぁきれいなこと」と、金魚すくいで実際に使用する「ポイ」を使用し、取り組んでいただきました。みなさんとてもお上手で、「ポイ」が破れても、枠だけですくい続けている方もおられました(笑)すくった金魚は持ち帰っていただきました!

8月の作業 「夜空の花火」壁紙作り

今月の壁紙作りは「夜空の花火」を作成しました。画用紙に形をとる係り、その形を基本に貼り絵をする係り、貼れた物を切っていく係りと、作業分担しての取組みでした。皆さん、慣れた手つきで次々に完成させられ、あっという間に出来上がりました。見事にデイサービスの壁に特大花火が打ちあがりました!

9月の予定
レクリエーション…ボランティアさんによる出し物週間 (9/15~9/20まで)
「尺八」「お琴」「日舞」「ハーモニカ」「フルート&ピアノ」「和太鼓」など
作業…のれん作り
薬浴…フラワー系
となっております。おたのしみに♪
※次月の予定は変更することがあります。予め御了承下さい。

寄り添うこと・・・(12)

母の介護から想うこと

休みを利用して時々母宅に泊まることにしている。心筋梗塞・腰椎圧迫骨折等でこの数年入退院・施設入所等を繰り返す91歳独居、ご他聞にもれない経緯での要介護者である。

若干の介護経験を活かすべく張り切り気味の私であるが・・母は朝は想像以上の早起き!朝寝室を全開され「はよ起き~や~」と。私は飛び起きてまず台所へ・・・テーブルの上にはトースト・サラダ&ウィンナー・コーヒー・等々整然と並べられている。何かしら体裁が悪く、私は20センチほど身を縮めそれらを胃に放り込む始末である。“ならば掃除を”と立とうとすると、母はすかさず「ここはもう済ましたよ」とTVを見ながら澄まして言う。何とか母の出来ない所を掃除して、私は面目を保っているのであるが—–

こんな調子で昼食・夕食が準備される。多種の野菜と少量のたんぱく質等々豆まめしく仕度、私は昔懐かしい里の味を再度その傍で確認しながら手伝っている。勿論食事と食事の間のおやつや果物も欠かさず用意し、私に促してくれる。“邪魔くさい“の言葉は彼女の辞書にはないようだ。そしてお茶碗に米粒を一粒でも残そうものなら、「だらしない!」と一喝され、私はそこにお茶を注いで綺麗にさらえている始末である。白米がどうしても残ってしまい食べられなくなると、向かいの畑に置いておき、次の日にはなくなっている状況に「鳥が食べたな~」と、母は満足げにつぶやく。

このように、戦前・戦争・戦後を生きた高齢者の一人である母から、食に対する尊い想いを改めて学んでいる。飽食の時代を生き、物を捨てることに戸惑いがなく、スーパーの出来合い物やコンビに弁当等不規則で偏った食事に無頓着になりがちな生活習慣を見直し、今後の食生活に活かせよう!!と、私は弱腰ながら決心?しています。

訪問看護に花は咲く13

今回ご紹介するのは90代の女性Nさんです

Nさんは娘さんと二人暮らしです。由緒あるお寺の娘さんとして育ちました。初めてお会いした時はとても高貴な感じの方で話にくい方なのかな?と思っていました。

ヘルパーさんと一緒に清拭、洗髪、足浴等のケアをさせて頂いています。いつも玄関まで行くとヘルパーさんとNさん娘さんの笑い声が聞こえてきます。「今日はダイマルまで行ってサンダル買ってきたの、タクシーで行ってすぐ帰って来たのに、あんた私をほっといてどこ行ってたんや、悪い娘やろ」そこからいつもの娘さんとNさんの漫才みたいなやりとりが始まります。Nさんは現在終末期です。酸素をして腹水が溜まって、心臓の機能もかなり弱っておりいつどうなってもおかしくない状態です。娘さんもそれをよく理解されており最期まで自宅で看取る覚悟でおられます。Nさんは、今とてもしんどい状態で「眠れない、お腹が痛い、息苦しい」などの訴えが常にあります。それでも笑顔で冗談を言って私達を笑わせてくれようとして下さいます。娘さんも殆んど休めていない状況で座って居眠りしてテーブルで頭を打つ事が何度もあったそうです。Nさんは「昔はよくもてた、先生にもひいきされていた。今からでも若い男の人つくろうかしら」と笑って話されます。お若い頃の写真を見せてもらいましたが本当にべっぴんさんです。娘さんにとっても自慢のお母さんだと思います。

私達看護師は清拭などの他に背中のマッサージをしています。それをとても喜んでくれていつも「気持ちいい、ウエストが細くなった気がする」とおっしゃって下さいます。これからもお二人が笑顔で過ごせるよう、気持ちいい看護を提供していきたいとおもっています。若かりしときのNさんです。

2013年度

居宅介護支援 満足度調査

2013年度満足度アンケートへのご協力ありがとうございました
毎年のことですが、ケアマネジャーに対する満足度アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。アンケート回収は58%の回収率でした。ご記入いただいたのはご本人45%、ご家族55%であり、ケアプランへの満足度、身だしなみや言葉遣いなどの接遇は95%以上と高い満足度をいただきました。ただ、個々の意見の中で、「声が小さく聞き取りにくい」「誠実さと早さが必要」「利用者の生活パターン、身体の特徴をしっかりと把握してほしい」「メールのやりとりが重要」などありました。今後改善すべき事項として検討していきたいと思います。また介護保険制度の改定内容については知っている方と知らない方がほぼ同数(30%台)であることや、消費税増税の影響の予想で食費や水道光熱費、衣類・日用品の削減と答えた方が合わせて88%ありましたが、その相談率が11%となっていることなど、まだまだケアマネジャーの相談活動の弱さを感じています。私たちは社会問題や制度問題に目をそむけず、利用者やその家族の方々と一緒に考え具体的な行動を起こすことを目標としています。その実践が今ほど求められていることはないと感じられる結果でした。

居宅介護支援事業所 国井 牧子