2014年4月のデイ風景

4月壁紙作り 「桜の木」

3月の後半、一週間かけて作成しました「桜の木」。今回もまた、皆さんに沢山御協力頂きました♪桜の葉は折り紙を使い、それを花紙と合わせフワッとした感じを出しました。みなさん、慣れた手つきで作業に取り組んでおられました。本来は折り紙を一枚一枚、桜の形に切るのですが…、ある男性の利用者さんは、紙を数枚重ね合わせて、一度に沢山の桜の葉を作っておられました(笑)

右側が完成した桜の木です。風が吹いて、桜の葉が舞い散っています。利用者さんからは「まぁきれいなこと!」「こんなふうになったんやなぁ」と様々に反応してくださり、ある女性の利用者の方は、「あの木の質感が素晴らしい」と細かな部分まで見てくださる方もおられました。皆さんの力で、今年もデイサービスに立派な桜の木が出来上がりました~☆

4月の作業「コースター作り」

4月 お花見ドライブ

4月は毎年恒例の「お花見ドライブ」に出かけました!
今年は4/1から一週間かけての開催で、期間中は雨が降る事もなく、ほんとに綺麗な桜を見ることが出来ました。
ドライブコースは、デイサービスを出発し、賀茂川を南下、途中桜のトンネルをくぐり、下賀茂本通から白川疎水通り、浄水所へ。そこから高野川を北上し、岩倉からぬけて帰ってきました。
「見れてよかった」「綺麗やった」と喜んでもらえて、職員もとても嬉しいです!

5月の予定
レクリエーション … 鯉のぼりカーリング 鯉に餌をあげようゲーム
作業 … 空き瓶、紙粘土を使った小物入れ作り
薬浴 … ラベンダー (5/19~5/24)
となっております。おたのしみに♪
※次月の予定は変更することがあります。予め御了承下さい。

訪問看護に花が咲く9

Nさんは娘さんとお二人暮らしの女性です

娘さんはお仕事に行っておられるので、Nさんは日中お一人です。
でもNさんは「寂しくないよ」と言われます。
なぜならNさんのお宅にはたくさんの猫が一緒にいるのです。

ある寒い冬の日、いつものようにお宅に伺いました。
「こんにちは」と声をかけると、にっこり笑っているNさんの胸元の布団が膨らんでいます。
なんだろうと思いながら布団をめくると、Nさんの胸元にぴったりくっついてスヤスヤ寝息を立てている1匹の猫ちゃんが。
Nさんも子どものように猫ちゃんをなでています。
「重くないですか?」と聞くと
「重いけど、仕方ないね」と笑っていますが、お顔は嬉しそうです。

Nさんは長いこと入院されており、数ヶ月前にご自宅に戻ってこられました。
「(入院中は)家に帰りたかった。よくしてくれるけど猫はいないから…」
帰ってきた当初はすぐ横になりたがったNさですが、今ではリハビリの先生と外歩きまでできるようになりました。
訪問看護の時は長いこと座っています。
「寝ていたら下にいる猫が見えない」と言っています。

在宅生活を支えるのは、ご家族様や私たち医療・介護スタッフだけでなく、何も言わずに(ニャーとは言いますが)じっと寄り添ってくれる動物たちの存在は計り知れないものだと感じました。

2014年3月のデイ風景

ひな祭りの壁紙

3月の壁紙はひな祭り♪お内裏様とお雛様を一人ひとり作成していただきました!真ん中は職員の顔写真を貼り付けてあります。何とか映りを良くしようと、写真を引き伸ばしたり、色を調整したり…、色々と手を加えました。利用者さんには「あれは誰や?」「良いように撮ってあるな」とわかってもらえないこともありました。(涙)

折り紙やマスキングテープ等を使って作成しました。着物の柄も一人ひとり異なり、お内裏様とお雛様の顔も利用者の方に書いてもらうなど、とても個性豊かな壁紙に仕上がっています。中には、似顔絵を描かれ、メガネをかけたお雛様もおられました!

〈4月の予定〉
4月のレクリエーションは、お花見ドライブを予定しています。
4月の上旬、桜の開花具合で日程を組もうと考えています。コースはまだ決定していませんが、賀茂川沿いや、高野の浄水所を予定しています。そして、今月の薬浴は「さくら」です。お風呂の中でも季節を感じながら温まってもらえたらと企画していますので、お楽しみに♪
※次月の予定は変更することがあります。予め御了承下さい。

寄り添うこと・・・(7)

私がケアマネジャーになって2ヶ月目に、Iさんと初めてお会いしました。前任のケアマネジャーから引継ぎの同行訪問でした。リビングのイスに、Iさんは穏やかな表情で座っておられました。認知症進行のため、こちらの問いに答えることはありませんでしたが、一緒にいた長女さんの認識だけはしっかりされている様子でした。

Iさんは妻と二人暮らしで、お子さんが二人。同居の妻が入院し、認知症の父を放ってはおけないと、日中は長女さんが見守りし、夜は毎日長男さんが泊まりに来られていました。今まで、デイサービスの利用を何度も試みていましたが、外へ出ることに強い拒否があり実現出来ず、いわゆる閉じ篭り状態。ご家族の介護疲れはすでに限界でした。

初回訪問の時、ご家族から施設入所の意向は聞いていました。が、実現に向けてまずは一歩外へ出ることからと、入浴介助で関わっていた訪問看護に、近所までの外出援助も支援してもらうことになりました。ご家族以外の認識が難しいため、介助に対し強い拒否が出ることもありました。外出への道のりは長いものと、誰もが覚悟していたと思います。が、外出支援を開始した直後、「外に出られたよ~!」と長女さん、看護師さん両方から報告がありました。「○○食べに行こうか?」の声かけに、「おお、行こうか。」とすぐに応じられたのです。近所までの外出が、あっと言う間に実現できました。

その後Iさんは度々外出ができるようになり、今度は長女さんとドライブへ行こうと計画していました。その頃はクリスマスで、年の瀬に近づいていました。Iさんの突然の訃報を聞いたのは、それから数日後のことでした。「私が作ったご飯を全部完食してからお父さんは逝った。それが本当にうれしい。最後に私が作ったご飯を食べてくれたことが…」長女さんから聞いた言葉です。

ケアマネジャーになって初めて、担当した方が亡くなりました。自分はこの方に寄り添うことができていたのかと、ふり返ります。重い認知症でも、楽しい所になら行きたい、美味しい物は食べたいといった当たり前の感情は残っています。拒否があれば、その原因は必ずあるのだけど、原因を考える前に認知症だから仕方が無いという思いが、自分にはあったのではないか、認知症状にとらわれ、Iさんという人格と関わろうとしていなかったのではないかと思いました。これからもケアマネジャーを続けるにあたり、今のこの気持ちはきっと、忘れてはならないのだと思っています。

訪問看護に花が咲く8

今回ご紹介するのは
奥様、ご長男と3人暮らしのYさん、男性です

ご長男は朝早くから夜までお仕事をされており、日中はほとんど奥様とお二人でお過ごしです。そして、週3回の透析治療も受けておられ、デイサービスにも週1回通所されています。

訪問看護中のケアの傍ら、現役時代のことを尋ねると、
「チンバタや。」
「チンバタ、ってなんですか?」
「賃金もろて機(はた)織るやつや。」
「チンバタは初めて聞きました。お仕事、忙しかったでしょうね。」
「そうや。」
と普段は穏やかで、寡黙な印象のYさんですが、その時はたくさんお話しして下さり、普段見られない一面を見せてもらうことが出来ました。ご夫婦で、西陣織の仕事をされていたそうです。

奥様も送迎で受診されており、介護が必要な状態ですが、ご長男が用意した昼食のご飯を、Yさんが少しでも食べやすいようにと、小さくかわいいおにぎりにされています。私たち訪問看護師にも、「大変な仕事やなあ」「おおきに、ありがとう、ありがとう」と温かい言葉をいつもかけて下さいます。

そんなYさん宅にお邪魔すると、ご家族の絆の強さを実感するとともに、いつもこちらまでほっこりと温かい気持ちになるのです。
Yさん、ご家族様、いつもありがとうございます。これからも宜しくお願いしますね。

*Yさんは要介護5 週2回の訪問看護で病状観察と朝の薬が飲めているかの確認と浣腸などをしています。