訪問看護に花は咲く11

Yさんはご主人と二人暮らし

ほっそりとしたきれいな方です。
今回ご紹介するのはYさん・・ではなくご主人です。

Yさんはお口から物を食べることができなくなり、胃ろうから栄養を注入しています。ご自分で体を動かすこともできないので24時間の介護が必要です。

74歳のYさん。ご主人の「せめて平均寿命までは生きてもらわんとなー」という深い愛情で今年5月に病院を退院し自宅へ帰ってこられました。

退院して初めての訪問。病院でお会いしたYさんの表情と全く違い、目をぱっちり開けておられます。やっぱり家はいいんですね。

胃ろうからの注入や痰の吸引などご主人にとっては初めての経験。訪問の度にご主人が疲れておられないかどうかが気になります。

しかし!そんな私たちの心配をよそに、注入食を吊り下げるものを作ったり、床ずれ予防のクッションを揃えたり、ご自分で介護しやすい工夫をしておられます。シーツを換える時はご主人がYさんをお姫様抱っこで別の場所に移動させておられるのを見てびっくりするやら羨ましい?!やら。

お口から食べられないYさんの隣で「自分一人が美味しい物を食べるのは可哀想で・・」と話されるのを聞き、私たちも切ない気持ちになります。

訪問が始まって1ヶ月。ご主人の日々の介護に頭が下がります!・・が、ご主人の体調も気になります。これからもご夫婦で過ごしてこられた時間に寄り添いながら、無理のないように自宅での介護が続けられるようお手伝いしたいと思います。

2014年5月のデイ風景

5月壁紙作り 「こいのぼり」

5月は「こいのぼり」の壁紙を作りました。鱗はちぎり絵でできています。皆さん、細かく丁寧に仕上げてくださいました。あまりにも集中されていて、デイサービスのフロアがシーンと静まり返ることもありました。

5月の作業「花瓶作り」

作業では花瓶作りに取り組みました!好きな色の紙粘土を空き瓶にペタペタ貼り付けて、仕上げにビーズを埋め込めば、はい!完成!

5月の薬浴「ラベンダー」

今月の薬浴はラベンダー♪
特に女性の利用者の方には人気で、「きれいやなー」「良い匂い!」と好評でした。フロアまで良い香りがしていました。

6月の予定
レクリエーション … 卓球 / 箱詰めゲーム
作業 … 暑中見舞い葉書作り / ステンドグラス風作り
薬浴 … レモン (日程:6/9~6/14まで)
※次月の予定は変更することがあります。予め御了承下さい。

寄り添うこと・・・(9)

消費税があがって・・

つい先日のこと、高3の長女が「324円頂戴な」と言うので何のことかと思いきや、「100円のパンを3個と消費税が24円」とのこと。当然のことながら100円のパンにも1個あたり8円の消費税がついて回ります。子供にとっても消費税24円の自腹はばかにならない金額だったのでしょうが、積もり積もっていく消費税の重さに不安は広がる一方です。

今、国会で医療・介護総合法案が

それとあわせて今国会で「医療・介護総合法案」が審議されており、参議院で可決されると来年から実施されることになります。医療保険制度と介護保険制度がからみあった大改悪です。病院はより一層患者の早期退院を迫ることになり、在宅で重度の方を24時間介護する。そのシステム作りのために、まずは軽度者(要支援認定を受けた方)の予防給付を地方自治体に肩代わりさせて大幅な予算削減を計画しています。私たちが関わる要介護認定を受けている方々にも関係があります。
特別養護老人ホームへの入所基準を原則「要介護3以上」に限定する、一定所得以上の人(年収280万)の介護サービス利用料を2割負担にする、ショートステイや施設入所の際に食事代や部屋代が減額される制度に資産を勘案する(単身で1000万円の預貯金があれば対象外)などです。負担は増え続け、行く先の見通しが立たず、不安が広がっていきます。

法案の内容を知らせましょう!
そして声を上げていきましょう!

残念ながらまだまだその内容が知らされていません。私たちケアマネジャーも利用者やその家族、地域の方々に署名を集めて内容を伝えてきました。今は衆議院と参議院に抗議のFAXを送り続けています。黙っていてはやりたい放題の政治を助長することになると思います。消費税も介護保険も年金も医療保険も、私たちの命と暮らしに直接つながるものです。6月の採択までまだ時間はあります。諦めずに、ぜひ声をあげていきましょう!

訪問看護に花は咲く10

Kさん夫婦には子供がいません

ご主人はアルツハイマー型認知症で奥さんはパーキンソン病ですが、二人で暮らしています。ご主人は将棋を指すのが好きで、ジャニーズ系のイケメンです。笑顔がとびっきりかわいい奥さんは絵を書く事が好きで、調子がいい時には好きな舞妓さんの絵やデイサービスのスタッフの絵を書いて見せてくれます。

奥さんのパーキンソン病とは高齢者の神経系の中では認知症の次に高齢者に多い疾患です。だんだん体が動かなくなっていく進行性の病気です。今は良い薬が出来ていますが、薬が切れると奥さんの笑顔も消え、眼も開けられず話すことも動く事も出来なくなります。こんな状態が日に何度か訪れる奥さんを優しく介護していたご主人でしたが、昨年夏に奥さんの乳ガンが見つかりました。手術のために入院した時にご主人の様子が明らかにおかしくなり、MRI を撮ってアルツハイマー型認知症と診断されました。今まで何とか生活出来ていた二人ですが、ご主人は急に怒りっぽくなったり、冷蔵庫に古い食べ物を貯めていたり、薬も手渡さないと飲めなくなりました。デイサービスや訪問看護が無い時は、すぐ近くの主治医がいる診療所から、その都度電話で呼び出してもらい、本人が診療所に行くようにしています。薬をナースから受け取り、その場で飲んでもらったり、アドバイスをもらったりしています。

そんな危なっかしい二人を支えてくれている功労者の第一人者は滋賀県に住む姪御さんです。週に一度は来て、お金の管理やこまごまとした買い物などをして下さって、ご夫婦もまた嬉しそうに姪御さんの話をされます。一人でもこんな身内の方がおられると助かりますが、長丁場です。無理をなさらないで下さいね。

これからも、診療所、ケアマネ、訪問介護、デイサービス、福祉事務所、訪問看護など様々な職種が連携を取りながら応援していきます。

寄り添うこと・・・(8)

94歳、頑張っています

今年のお誕生日で94歳になられる男性のAさんです。
昨年の9月に以前からの腰の痛みで動けなくなり、病院に救急搬送され腰の手術をされて11月に退院。奥様との二人暮らし。ご本人は両足に痺れが残り、歩くとフワフワ感がありましたが、室内の伝い歩き、近所の杖歩行と除々に足に筋力をつけ、今はリハビリ目的にデイサービスを週1回利用されています。また若い時から祇園祭りの鉾町の役員をされており、今も週に1回は市バスに乗って四条烏丸まで会議や打ち合わせに行かれ、忙しく元気な毎日を送っておられます。
ついつい大事にしすぎて外出を軽減される方が多いですが、93歳で腰の手術をされた後も、生きがいと目標を持ってリハビリをされる姿は素晴らしく、『見習らわないと』と思います。そのAさんから「今年の祇園祭りの山鉾巡行が今年から後祭り山鉾巡行が復活します。7月17日(さき祭り)と7月24日(あと祭り)の二日になります。」と聞きました。ぜひ行ってみようと思います。