寄り添うこと・・・(58)

私が担当する月のブログは何故か災害時の避難に関する事が続いています。
今回もまさに6月の地震と7月の豪雨が続きました。実体験からそのとき何をしたのか?準備していた事は役に立ったのか?課題は何か?振り返りをしたいと思います。

6月の地震は京都府の南の方は実害があったようですが、北の方は揺れはしましたが被害は無かったようです。当事業所での対応は、一人暮らしで近くに家族や身寄りのいない方には被害状況の確認の電話をかけた程度でしょうか。

7月4日からの豪雨の時は増水した賀茂川を見て雨の恐ろしさを感じました。5日からは避難勧告、避難準備情報、避難指示などあちこちで鳴り続く携帯のアラームに気持ちだけ右往左往状態でした。
7月5日午後になってやっと、以前作成していた「私の避難計画」(個々の利用者毎に避難場所、緊急連絡先、配慮が必要な事項を書き出したもの)を取り出し、警報が発令された地域の住んでいる高齢者世帯、近所に家族がいない方を対象として電話をかけて状況確認をしました。しかし「何処にも行かない」「ここにいる方が安心」「どうやって避難場所まで行くの?」と言う反応。すんなり「避難する」と言った方は一人としていませんでした。「ここから避難所までどうやって避難したら良いの?」と聞かれた時は返事に窮してしまいました。
今回のことから学んだことは、「私の避難計画」のみならず、ハザードマップ上の危険区域に住んでいる方の名前をマップに落とし込んでおくことで把握が早く行えること。何より自分自身に危機感がまだ足りていなかったことを反省しています。
京都は比較的災害が少ないのですが、これからもそうだとは限りません。今回の反省点を教訓に事業所として取り組んで行きたいと思います。