寄り添うこと・・・(112)

民医連の介護福祉の理念

医療の現場にいた私、自宅での入浴介助や往診(運転や集金)、中断の患者さんの訪問等、在宅で療養する際の様々な支援に関わってきました。
ケアマネジャーになってからの私、利用者さんの声を直接聴く仕事になりました。提供する医療や介護の現場と、利用する立場に立って見るそれは少し違う風景です。

さて「民医連の介護・福祉の理念」は2012年に策定されました。民医連綱領の改定をはさみ、3年間にわたる各事業所・職場の議論を通してつくられたものです。

私たちは、民医連綱領を実現し、日本国憲法が輝く社会をつくるために、地域に生きる利用者に寄り添い、その生活の再生と創造、継続をめざし、「3つの視点」と「5つの目標」を掲げ、共同組織とともにとりくみます。

この短い前文にぎっしりと詰まったメッセージ。何のために、誰と、どんなことを。民医連で働き続けている私の原点なのかもしれません。
3つの視点も紹介しておきます。

  1. 利用者のおかれている実態と生活要求から出発します
  2. 利用者と介護者、専門職、地域との共同のいとなみの視点をつらぬきます
  3. 利用者の生活と権利を守るために実践し、ともにたたかいます

屋久島の山と海に見とれる。
時々は日常から離れて。