寄り添うこと・・・(68)

先日、事業所案内パンフレット用に、スタッフの集合写真を撮影しました。
先月から1名が包括支援センターに異動となり、産休~育休明けの2名の職員が職場復帰した事に対応しての写真の差し替えの為です。もともと総勢6名の小さな部署で合計3名の出入り(現在7名)ですので、写真の雰囲気も大分変わりました。
この人事と、定期的な受持ち変更もあって、この間ケアマネ交代のご挨拶を一部の受持ち利用者様にさせていただいております。
交代に伴い、混乱や御手を煩わす事もあるかとは思いますが、何卒御容赦頂き、今後とも宜しくお願いいたします。

振り返ってみますと、介護保険がスタートしてからの20年間、入退職だけでなく、配置転換、事業所の移転や統廃合などで、葵会の居宅事業所は、幾度となくその顔ぶれや居住まいを変えながら今日に至りました。大げさな言い方かも知れませんが、これは、変動を繰り返す介護保険制度への対応の歴史と捉えてもよいかと思います。
しかし、ケアマネを取り囲む環境は、今後更に大きな改変の波に飲み込まれそうです。ケアマネージメントの有料化やAIによるケアプラン作成といった、ケアマネージメントの意義の根幹にも関わりかねない話が、国レベルで益々具体性を帯びながら審議されています。
大波に翻弄される木っ端船のケアマネもたまったものではありませんが、その大波を、最後に利用抑制や負担増という形で頭から被るのが、利用者様に他ならない事を忘れないようにしたいです。

滋賀県安土城址に設置された飛び出し注意の看板「とびだしとびた君」です。高齢者による事故が多発しています。自分は大丈夫という過信は禁物です。

寄り添うこと・・・(67)

国民健康保険料や国民年金保険料は国民皆保険制度の下、国籍に関係なく日本で暮らす限り支払う義務があります。

例えば健康保険ですが、医療にかかった際には窓口負担を抑える機能があります。ところが、低所得の人どころか、現在では中間所得層にまで及んで保険料すら高すぎて払えなくなり無保険状態となるケース、外国人労働者、年金生活者、国民健康保険証を所持していても医療費の窓口負担の重さから医療にかかれず、受診を躊躇し手遅れ治療となるなど、救われるはずの命が救われないケースが増えてきているのはご存知でしょうか。なかでも、国民健康保険の加入者の8割が年金生活者と非正規労働者だといわれています。平均年齢と医療費は高く、平均所得は低い構造で、収入が低いのに保険料が高いという矛盾が生じています。その上、昨年4月からの国民健康保険の都道府県化によって、国民健康保険料が値上げされた自治体も多くあります。一体何のための国民皆保険制度なのでしょうか…。

国民健康保険だけではなく、国民年金の支払いもそうです。平成31年4月からの月々の保険料は16,410円です。これまで25年間加入という縛りが10年と期間短縮され、滞ることなく支払っていれば万一の場合は障害年金や遺族年金を受け取れるといったメリットがあります。しかし、その恩恵を受けるためのハードルが高くなってきているのではないでしょうか。減免制度はもちろんありますが、減免したところで将来もらえる年金も減るわけです。

払える人だけがその恩恵を受ける時代といっても過言ではないように思います。こうやって格差社会が着々とすすんでいっているのではないでしょうか。この実態に問題意識を持つ人が増えなければ、矛盾した国民健康保険の構造的問題を解決していけないと思います。そして、この問題は決して他人事ではないということを、利用者さんやその家族、友人たちに伝えていきたいと思います。

寄り添うこと・・・(66)

「紫竹地域包括へ異動になります。大変お世話になりました」

もうケアマネはやらないと決めたのですが、ご縁があって再びケアマネの仕事をすることになりました。診療所から葵会総合ケアステーション居宅支援事業所の一員となり、ぼちぼち2年半が過ぎました。運営基準上減算にならないようにとその一点で毎日走り続けたように思います。紫竹包括支援センターへの異動を前に、改めて利用者に寄り添って走ってきたのか自問自答しているところです。

竹村 順子