訪問看護に花は咲く59

災害看護学会に行ってきました

先月に続き、災害の話題です。
8月10~11日、神戸国際会議場で開催された「災害看護学会第20回年次集会」に参加しました。

関西でも6月18日に大阪府北部を震源とする地震、7月は大雨で避難勧告が発令されるなど、災害が身近に迫ってきています。

学会の中で「避難所のゴミを利用した生活改善の可能性を体験してみませんか?―使用済みペットボトル等の再利用方法の提案―」と言うワークショップに参加しました。
避難所では水分補給のため一人当たり3本のペットボトルが支給されます。
体育館のような規模の避難所では、約500人避難してくるそうです。
と言うことは毎日1500本ほどのペットボトルがごみとして出てくる計算です。
使用済みペットボトルが再利用されたら、ごみも減り一石二鳥です。
避難所の光景でよく目にするのは、段ボールの間仕切りです。
ペットボトルのパーテーション類は安易に形を変えられる、軽い、不要になったら解体し、別のものに再利用できます。

ワークショップでは実際に参加者みんなでラップの芯やペットボトルで、パーテーションや椅子、
簡易ハンガーかけを作成しました。

初めて会った方ばかりでしたが同じ看護職、一致団結し作業にあたり、指導員さんもびっくりの簡易テントができました。

ラップの芯やペットボトルなど、家にあるものを再利用できるので、在宅でも活用できるヒントがいっぱいでした。
災害現場で使用する日が来ないのが一番ですが、知識を持っていくことは必要だと感じました。