訪問看護に花は咲く78

最近、「訪問看護で何をしてくれるの?」と利用者やご家族からよく質問されます。

「血圧なら看護師でなくても器械で測れる」「訪問して話をしてるだけ」などの手厳しい意見をいただくことも・・。
皆さんもご存じの通り日本は急激な少子高齢化社会へと突入し、2025年には団塊の世代が75歳以上となります。

高齢になると病気にかかる割合も高くなりますが、病気を持ちながらも「住み慣れた家で暮らしたい」「介護が必要になっても家で暮らしたい」と思っておられる方はたくさんおられると思います。訪問看護のパンフレットには、訪問看護のサービス内容に「健康状態の観察と助言」「日常生活の看護」と書かれています。

私たち訪問看護師は、血圧を測ったり世間話などしながら、実は看護師は利用者やご家族の気分や体調の変化、生活のことを見ています。そして気が付いたことがあれば医師やケアマネジャー、介護スタッフ、デイサービスや病院、介護施設に伝え連携して、皆さんが「住み慣れた家で暮らせるよう」お手伝いをしているのです。

「話を聞いてもらうだけで安心する」「緊急の時に駆けつけてくれて助かった」と言って下さる方もあります。これからも「訪問看護師が来てくれるから安心して家に居られる」と皆さんに思ってもらえるような訪問看護ステーション、訪問看護師でありたいと思います。