訪問看護に花は咲く50

“たいほう”の地に移転し、はや4か月が過ぎました。
移転した当初は、方向感覚がわからなくなってしまい、利用者様の家へたどり着くまでに時間がかかってしまいご迷惑をおかけしたこともありました。また、以前のステーションに帰ろうとしたりと、エピソードは多々あります(笑)。
最近は、そんなこともなくなりようやく慣れてきました。

待鳳地域の共同組織の方々と協力しながら、“たいほう”の施設を利用し、8月には納涼祭、11月には普通救命講習会、12月入ってすぐに認知症サポーター養成講座を開くことができました。地域の方々にも参加していただき、一緒に楽しみ、学ぶことができました。

普通救命講習の写真です

「こんなこと知りたい!」「こんなことたいほうでしてみたい!」ことなどありましたら、どうぞお気軽に声をかけてください。これからも、人と人とのつながりを地域の方々とともに大切にしながら歩んで行きたいと考えています。
今後とも、よろしくお願いいたします。


訪問看護に花は咲く49

第23回日本腹膜透析医学会学術集会に参加しました。

10月7~8日に北九州市小倉で第23回日本腹膜透析医学会学術集会が開催されました。
腹膜透析の国内最大の学会です。

日本全国から1700名の参加だったそうです。

以前は医学会と言うと医師ばかりの参加でしたが、今は医師以外のコメディカルも多数参加しています。ワークショップ、シンポジウムなど「地域連携」「看護」「高齢者支援」など魅力的なセッションが多数ありました。行きたいセッションが同じ時間に重なっていて、分身の術が使えたらと真剣に思いました。

当ステーションはこれまで3名の方の腹膜透析の訪問看護をしています。
いずれの方も在宅でお一人暮らし、障害のある方もいらっしゃいます。
その中のお一人の症例をポスターセッションで発表してきました。

限られた時間内で、伝えたいことをわかりやすく伝える難しさ。
何度も何度も修正し練習し、とてもいい経験になりました。

いろいろな発表を聴いて感じたことは、腹膜透析を在宅で継続していくには訪問看護の力が不可欠で、重要であることです。
ご家庭の状況を知っている訪問看護師が一番早く異変に気づき、早めに対策を立てれば一日でも長く住み慣れた家で、腹膜透析を続けられます。
腹膜透析を選んだ方は「通院に縛られるのではなく、家で治療したい」と思う方がほとんどです。
その想いに応えられるよう、全力を尽くしたいと思いました。

※ポスターは11月末まで1階サロンに掲示しています。ご興味ある方はお越しください。

訪問看護に花は咲く48

「看護を良くする会」の総会※)に参加するために長野へ行ってきました。とても印象に残った満蒙開拓団のお話をしたいと思います。平成25年に満蒙開拓平和記念館ができたそうです。戦後70年を過ぎて生きているうちに伝えたいという使命感や平和への願いが集まり、この記念館が創られました。

昭和5年頃の世界恐慌で養蚕が大打撃を受けるなかで農村経済が破たん、経済更生運動と満州に分村を作った村には補助金が与えられるということで、共同体による送りだしが行われたそうです。全国から約27万人、長野県は3万3千人もの人数を送りだしたそうです。昭和11年には満州農業移民政策が対ソ連作戦として、満州での人口アップ、治安維持の目的で施行されました。昭和13年には国策で満蒙開拓青少年義勇団が8万6千人(開拓団の3割)の14、15歳の少年たちを、先生たちが家庭訪問までして説得し、送りだしたとのこと。まだ中学生程の子を、未知の地に行かせるなどとは今では考えられませんが、当時はお国のためになればと、国民が善意で行っていたことは想像できました。昭和20年ソ連の対日宣戦布告、満州侵攻のため開拓団は逃避行・集団自決した人もあったそうです。敗戦決定時には日本政府から「居留民現地定着方針」が出され日本へ帰ることができなかったとのこと・・・残留孤児・残留婦人。またシベリアに移送される人々。昭和21年5月から引揚げ開始となるも約22万人のうち8万人近くが死亡したとのこと。自己責任だという人もいて引揚者への差別、送りだした人は責任を感じ自殺する人もあったそうです。このことから満蒙開拓の歴史は多くの教えや学ぶべきことを内包していると知りました。日本が戦争をする国にならないよう、考える力・社会を見る力を養わなければならないと思いました。  

※)1960年頃から日本看護協会総会に出席した各地の人達から看護師の職場の要求にもとづいた発言が出されるようになってきました。しかし個々バラバラの発言では力を発揮しないことから看護協会総会の前に情報の交換を行うようになりました。そして1978年に「関西看護を良くする会」が発足。現在では各県に「看護を良くする会」がつくられています。

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