訪問看護に花は咲く65

「備えあれば」

私は仕事の名刺を自分のバッグにいつも入れています。
出張や研修先だけでなく、急に医療機関を訪ねる時に使用しています。
先日はこんなことにも役に立ちました。

出勤途中に自転車と歩行者の接触事故に遭遇しました。
私を含め数名の方が駆け寄りました。
歩行者の方は頭を打っていたので救急車で大きい病院に行きましょうと勧めるとおじいさんと二人暮らしで、もうじきデイの迎えが来るから行けないと言っています。
おじいさんには私が説明するからと伝え、その方の家に向かいました。

中に入りおじいさんに状況を説明しました。
デイには行かないと言っていましたが、一人にしていくわけにはいきません。
心配なのはわかるけど、奥さんは意識がはっきりしていること、奥さんが安心して救急車に乗れるよう、デイに行ってほしいと話しました。
当初は行かないと言っていたおじいさんですが、私の名刺を見て「専門家がそう言うなら…」と承諾してくれました。
ケアマネさんの名前を聞くと、引き出しから名刺を出してきました。
「おばあさんがみんなここにまとめてるんや」と。
ケアマネさんの事業所に電話をかけ、あとをお願いしました。

今回たくさんの方が寄ってくれたからその方は他の方に任せ、警察や救急隊が来る前に私がご自宅に走れました。奥様が名刺をきちんと保管していてくれたので、すぐケアマネさんの連絡先がわかりました。自分の身分を示すものを持っていたので、いきなり訪ねてきた見知らぬ私の話を聞いてもらえました。何も起こらないことに越したことはありませんが、普段から備えていくことが必要だと改めて感じました。

※事故に遭われた方は異常なく帰宅されたとご家族から連絡がありました。

訪問看護に花は咲く64

身にしみる寒さが続いていますね。寒い日は、温かい湯船にゆっくり浸かって芯から温まりたい!!と思う方が多いのではないのでしょうか。そこで、最近よく耳にするようになった「ヒートショック」という言葉。どのようなものかご存知ですか?

ヒートショックとは、外気温が低くなる時期に発生しやすい健康被害のことです。急激な寒暖差によって、血圧が上下に大きく変動することなどが原因で、失神、脳梗塞、心筋梗塞などが起きることがあります。特に高齢になると温度差により血圧が上下しやすくなることから、高齢者はヒートショックの危険性が高いといわれています。高齢化が進む日本では、ヒートショックも増加傾向にあり、消費者庁は2017年11月26日の「いい風呂」の日に「冬季に多発する入浴中の事故に御注意ください!」と注意喚起情報を呼びかけていました。ヒートショックは入浴時に多く発生します。暖房をしていない脱衣室や浴室で体全体を露出すると血圧が急激に上がるため、脳卒中や心筋梗塞の原因となり、命に関わることも。また、いったん血圧が急上昇した状態で浴槽の温かいお湯につかると、今度は血圧が急降下し失神することもあるのです。

画像:Rinnai HPより抜粋

<冬場のヒートショックを防ぐためのアドバイス>

  1. 温かい部屋から浴室やトイレなどへ行く際は、上着を羽織ったり、スリッパや靴下を履くなどカラダを冷やさないようにする。
  2. 脱衣所は暖房などで暖め、温度差をできるだけ小さくしておく。
  3. 入浴前に浴槽の蓋を開けたり、浴室全体にお湯をかけて温めておく。
  4. お風呂のお湯の温度は39~41度くらいのぬるめにしておく。

訪問看護でも入浴介助の時は以上のことに気をつけて利用者様の負担の少ないように心がけています。自分たちだけでなく、両親や祖父母が高齢の方はいっそうの配慮が必要です。 寒い季節、予防策を効果的に取り入れ、入浴の方法に気を配ることで、ヒートショックを予防しましょう。

訪問看護に花は咲く63

明けましておめでとうございます。

昨年は春に医療・介護の報酬改定が同時に行われた為に、利用料など利用者さんの負担が増え、必要な医療や介護が受けにくくなってきました。
夏は最高の猛暑となり、とろけそうになりながら利用者さんの所へバイクで訪問しました。
そして秋には、何十年に一度というくらいの大型台風や北海道地震にみまわれ各地で大きな被害を受けました。私たちの訪問している利用者さんの家も屋根に穴が開いたり瓦がとんだり壁が壊れるなど数多くの被害に逢われました。心よりお見舞い申し上げます。世の中の流れも、地球全体も何かおかしくなっているように思います。

さて私事ですが、師長の岩村留美子は12月末をもちまして定年を迎えました。41年の長い間、葵会で働かせてもらい色々なことを学ばせてもらいました。そしていろいろな方に助けてもらい働き続けることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
岩村の退任に伴い平成31年1月1日付けで野﨑文美子が師長に就任いたしました。岩村は引き続き葵会訪問看護で業務に従事いたします。
これからもスタッフ一同「利用者さまの要求に寄り添う看護」に努めて参ります。今年もよろしくお願い致します。