訪問看護に花は咲く73

令和元年5月、老人保健施設から訪問看護に異動になり5ヶ月が過ぎました。
今まで病院や施設などでの看護師経験はありましたが、訪問看護は全く初めての分野でした。

看護学生の時の実習で、訪問看護について話を聞く機会があり、その中で利用者さん一人一人に合った個別のケアがなされている事に、とても興味を持ちました。
その時、いつかわたしも訪問看護をしてみたい!という思いが芽生え、今回訪問看護で働く機会を与えてもらった事を、とても良かったと思っています。

最初の頃は、利用者さんのご自宅に到着するまでに、道に迷ってしまうという事が何度かありました。今はようやく無事に到着できるようになりました。

最近、終末期の一人暮らしの利用者さんを担当する中で、わたしがケア面で、こうさせて頂きたい!という思いばかりが先行してしまい、看護側の気持ちばかりが大きくなっていた事を反省した出来事がありました。いち早く体調の変化を見つけて、苦痛のないケアが出来るように、医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、デイサービスなどとの情報交換をしていく事の重要性を感じました。利用者さんの思いを汲み取り、その方にとって最善の看護とは何か?を感慨深く学んだ経験でした。

これからも利用者さん、ご家族との信頼関係を築いていけるよう努力し、一人一人の利用者さんにとってより良い看護を目指していきたいと思います。

訪問看護に花は咲く72

たかが盲腸! されど盲腸!

84歳の母が、田舎に1人住まいしています。身の回りのことは自立しています。
この夏の出来事!朝の7時に電話があり、腹痛で救急車の中、救急隊からでした。
「◯◯病院に搬送するのですぐ来て欲しい!」と。「すぐに出ても3時間はかかる。仕事もある」と悩み、とにかく仕事の段取りをつけ病院と連絡をとりました。盲腸の疑い!緊急手術の必要はなく、今後の治療方針を相談したいので、来院したらナースステーションに声かけを!と伝えられました。
病院に到着すると、母は偉く立腹!「医者の説明を受けたたが、腹切るかどうかを娘さんと相談しますと言われた。年寄りと思ってバカにして!私と相談するのが筋やろ!」
まーごもっとも!「その通りやけど、まー84歳って言うたら、家族に相談すると言われるのはしゃーないわ」と私は答えました。
私も高齢者と関わる仕事、こんな思いをさせていたのか?と振り返ってみました。そして、医師からの病状説明を私が聞いたので、弟にも知らせると「体にメスを入れるなんてとんでもない!手術は反対」と弟が言い出します。
結果4日後に手術となりましたが、とにかく、家族中が小さな嵐状態でした。
大した病気ではありません。けれど、本人にとっては一大事!たかが盲腸!されど盲腸!もとの暮らしに戻り「やっぱり西瓜のタネ飲んだらあかんなー盲腸になる」とひ孫に教えています。

母の年代の人は、
虫垂炎の事を「盲腸」と言います。

訪問看護に花は咲く71

「高校生一日ナース」をご存知ですか?

みなさまは、「高校生一日ナース」をご存知でしょうか。その名の通り、現役の高校生たちが、春休みや夏休みを利用して、病院や施設、訪問看護ステーションなどで白衣やユニフォームに身を包み、看護業務の見学や体験をし、看護の実際を知ってもらおうというものです。

当ステーションと同法人の老健施設には今年も元気な高校生たちが一日ナースに来てくれました。
施設内を見学したり、入所されている方のケアを一部体験したほか、訪問看護では男性利用者さんのお宅に訪問し、生活状況を見せていただいたり、お話を聞いたりしたようです。

体験後の感想では、高校生らしい新鮮な驚きや、看護に対する関心がよく表れていました。一部をご紹介したいと思います。

そのほかの感想をすべてご紹介できないのが残念ですが、「体験自体が満足だった」、「今後の進路選択に役立った」という意見がほとんどでした。医療や介護の情勢が厳しくなるなか、このようなまっすぐな気持ちを持ったともに働く仲間たちが増えることを願っています。参加された高校生のみなさん、担当のスタッフのみなさん、お疲れ様でした。

最後に、感想文にしたためてくれた川柳をご紹介します。