訪問看護に花は咲く23

k7-1私が訪問看護に異動して、もうすぐ4年になろうとしています。
それまでは、病棟でしか働いた事がなく訪問看護がどういうものなのかはもちろん、在宅で療養されている方の気持ちに触れる機会もありませんでした。
そんな私ですが、たくさんの利用者さんや家族との関りを通して、疾患を抱えながらも、病院ではなく在宅で療養を希望される利用者と家族の気持ちに触れ、少しずつわかる様になってきました。

私事ですが、先日、急遽入院しなければならなくなり入院したのですが、色んな不安や心配、寂しさもあり、家に帰りたくて帰りたくて。泣いていました(笑)その時に、在宅で療養されている利用者さんが、病状変化時「入院は嫌や、家にいたい」といわれる気持ちが自分の身をもってわかりました。病院では、生活よりも治療が優先されるので、家みたいに自分の心地いいスペースや自分のペースで過ごす事ができなかったり。好きな時にテレビも見れないし(笑)やっぱり、家がいいなあ。家で心地よく療養する事が、治療によい結果をもたらす事もあると思います。

普段、利用者さんの思いを傾聴し共感しケアする事を心がけていますが、やはり自分が経験してこそわかる事が多々あります。今回の経験から、利用者さんが安心して在宅で生活できる様に、今まで以上に全力でサポートしていける様に今後もがんばります。