訪問看護に花は咲く43

未来の看護師のたまごたち

まだ桜の蕾も固い3月の春休み。高校生の一日ナース体験が行われ、5名の高校生が参加してくれました。「将来は看護師になりたい!」という夢があり、みんなキラキラ輝いています。私にもこんな頃があった!・・かな?と遥か昔のことを思い出していました。

ドラマの中のカッコイイ俳優が演じる医師や看護師に憧れることもありますが、高校生たちは「手に職をつけたい」「看護師の母を見て自分も目指そうと思った」と真面目で素直。自分たちで血圧を測り、聴診器で心臓の音を聴いてもらう体験の後、いざ訪問先へ。

自宅で療養中の女性はちょうど訪問リハビリ中。上手に車椅子に移乗できます。介護者の方が毎日紙に一言日記を書かせておられ、猫の挿絵と一緒に書き溜めたノートを見せて下さいました。「退院した頃はミキサーのような食事しか食べなくて、筋力も落ちていたから車椅子に移ることもできなかった。こんなに良くなったのは訪問リハビリや訪問看護、訪問入浴など皆さんのおかげ」と高校生たちに語って下さいました。

一日のナース体験でしたが「訪問看護に興味を持った」という感想が多く、私も嬉しく思いました。この高校生たち、看護師になって、将来皆さんのご自宅に訪問させていただくかもしれませんね。楽しみにしていてください!