訪問看護に花は咲く58

災害に備えましょう
~日ごろのちょっとした知恵や工夫で!~

最近、日本各地で災害が起こり甚大な被害をもたらしています。
京都も地震や水害があり、どうしたら災害に備えることができるのか?
皆様お困りではありませんか?

そんな災害に備えて普段の生活の中でできる工夫を紹介します。

  1. 窓掃除のついでに、飛散防止フィルムを貼る。
  2. 掃除のときに人手があれば、家具が倒れてきても大丈夫な場所に家具を移動する。ついでに固定器具を取り付ける。
  3. スーパーで買い物をするついでに、災害用の飲料水や食料を買う。
    「家庭内流通備蓄」という方法も!
    ふだんの食糧品の中で保存できるもの(レトルト食品や缶詰など)を多めに買っておき、日常生活で消費したらその分を補充する「家庭内流通備蓄」を行なえば、自然に備蓄ができます。特別に災害用の食糧を確保しておくのではなく、食べながら補充するので賞味期限が切れてしまう心配もありません。
  4. ハザードマップを準備する。
    ハザードマップとは…自然災害による被害を予測し、その被害範囲や危険度を地図にまとめたもの
  5. 防災グッズを準備する(家庭にあるリュックサックの中に)
    ・電池不要の手動充電式LEDライト(なければ懐中電灯)
    ・濡れティッシュ ・常用の薬と薬手帳 ・タオル ・着替え
    ・ラジオ ・歯ブラシ ・トイレットペーパー ・ゴミ袋
    ・ビニール袋 ・雨具 ・軍手 ・予備電池 ・飲み水
    ・アルミブランケット ・携帯の簡易充電器 ・缶詰
    ・家族写真 など…
  6. 寝室に、寝ていてもすぐに履けるように靴を置いておく。
    (地震に備える場合…地震被災者の方の経験から…)

災害はいつ発生するかわかりません!

  1. ハザードマップを確認する
    自治体で作成しており、自分が住んでいる地域がどれくらい揺れるのか、火災の延焼危険度、液状化・津波・土砂災害・洪水などの危険度がわかります。
  2. 行動を決めておく
    どこに避難すれば安全か。災害が起きたときの、とっさの判断は難しいものです。事前に建物の耐震性や二次災害の危険が高い場所を調べておくことで、すばやく安全な場所へ避難できます。

家族マニュアルを作成する

  1. 集合場所・時間は具体的に
    確実に家族と会えるように、家族の間で具体的な待ち合わせ場所や時間を決めておきましょう。
    たとえば…○○学校のジャングルジムの前に集合。朝9時、または午後3時のどちらかの時間になど詳しく決めておきます。
  2. 連絡手段は複数決めておく
    携帯電話ひとつに頼ってはいけません。
    NTTの災害用伝言ダイヤル171、携帯電話各社の災害用伝言板、Facebook、Twitterなどさまざまなツールでの連絡を!
    (家族間はグループLINEがつながりやすく便利だったという災害経験者の方からの情報もあります。)
    家族の携帯番号やSNSのログイン情報も書き記しておけば、携帯電話が使えなくなったときも安心です。
    携帯の簡易充電器があると便利です。

災害時のことを予測し、それに対してしっかり対策を行うことで、被害を最小限にとどめられます。災害に対する備えは「そのうちやろう…」とつい後回しにしがちですが、「あのときやっておけばよかった」と後悔する前に、ぜひできることから始めてみてください。