訪問看護に花は咲く103

災害は忘れたころに…

3月11日、ステーションの3部署(居宅、包括、訪問看護)合同で災害時机上訓練を実施しました。
震度6強の地震が来たという設定で、各自がそれぞれの場所でどのように動くか、何が必要か話し合いをしました。
みんなで話しをしていると「あれもいるよね」「それは想定してなかった」など気づかされることが沢山ありました。

その中でふと、「我が家の避難リュックはどうなっているだろう?」と思いました。
我が家のリュックは1995年の阪神淡路大震災の直後に、当時の防災情報を基に作ったもの。
最近は1年に1回大掃除の時に夫が中身を点検していましたが、私自身はあまり関わらず、たまに非常食の購入だけをしていました。
時間のある時に点検しようと思っていたところ、3月16日に宮城・福島で震度6強の地震が発生。死者を含む甚大な被害が出ました。
またいつどこで地震が来るかわからない、あわてて中身の点検をしました。
すると非常食の賞味期間は最長で2年前に切れている、買った当時のままの懐中電灯は故障、予備の乾電池は錆びて使い物にならない…夫は点検していなかったと白状しました。
阪神淡路大震災のあとは中身を全部出して一緒に点検していましたが、最近は私自身「大丈夫だろう」という気持ちがあったことは否めません。
またリュックの中身も当時のまま、27年の間に変わってきています。これを機に一から中身を作り直しました。

「災害は忘れたころにやってくる」よく言われる言葉です。
天災を防ぐことはできなくても、起こった時のために日頃から備える。
今回の訓練をきっかけに身に染みて思いました。