訪問看護に花が咲く7

今回ご紹介するのは60歳台の男性Sさんです。バスや電車には1人で乗れますが、視力障害があり、病状の観察や爪切りに入らせて頂いています。
訪問看護が開始になった頃は同じ事を聞いたり聞き直すと、怖い顔でよく怒鳴られて震え上がっていました。でも、訪問を重ねるごとに、色々とお話をして下さり、お互いを理解できるようになってきました。
Sさんは東日本大震災の時はボランティアに行かれ、その後も毎年行かれています。また、手足のしびれがあり入浴目的でデイサービスに通われていますが、デイサービスではムードメーカー役として親子ほど年齢が離れた利用者さんを、スタッフと一緒になって楽しませて下さり、ボランティア精神にあふれた心の優しい方です。
今でも、時々どなられる事がありますが、そのまなざしの奥の心優しさを知っています。
今回、その方の新たな才能を知ることとなり、皆様にもご紹介させて頂きます。

*要支援2 月2回の訪問看護30分 週2回のホームヘルパーさんによる家事援助と週2回のデイサービスを利用されています。