訪問看護に花は咲く57

熱中症予防
~炎天下にいる人だけでなく
室内でもそのリスクは大いにあります~

先日、利用者さんのご家族が自宅の庭に咲いている真っ白な紫陽花を2本切って袋に入れて持たせてくださいました。
しかし残念なことに次の訪問先に向かっている間に、バイクの荷物入れの中で紫陽花がすっかりしおれてしまいました。

人の身体もこの時期になると水分不足や熱中症には要注意です。
熱中症の初期症状は足のけいれんや失神・頭痛・嘔吐があります。重症化すると肝臓・腎臓などの臓器に障害が起きることもありますので、予防が非常に大切です。

原因は・・・

  • 喉の渇きを感じにくい場合は、気づかないうちに症状が悪化する可能性がある
  • 室内の湿度・温度が高い
  • 疲労している
  • 睡眠不足の状態
  • 衣服や寝具

予防法は・・・

  • こまめな水分補給をしましょう。(水・お茶・スポーツドリンク・みそ汁など)
  • 適切な湿度・室温調整をしましょう。風通しを良くしたりエアコンなどで室温28℃以下を維持しましょう。
  • 屋外では風通しのよい日陰を活用しましょう。
  • 日頃から体調を整えましょう。
  • 適切な衣服や寝具を選びましょう。
  • アルコールは利尿作用で脱水しやすいため、飲み過ぎないようにしましょう。


以上、ご不明な点は訪問看護師にお尋ねください。

ところで、前述のしおれてしまった紫陽花は事務所に帰り水をたっぷり入れた花瓶に挿すとたちまちシャキッと元の可憐な姿にもどりました。
暑い夏、皆で声をかけあい熱中症予防に努めましょう。