寄り添うこと・・・(118)

災害時の備えを、日常の中で 大軍拡ではなく、ケアを

台風7号は、終戦78年目の8月15日、近畿地方に上陸し、京都市内は大雨・暴風警報が、午後からは洪水警報が発令されました。私たちはこのような事態に備えて、災害時や感染時に事業を継続できる計画書を作成し、訓練もしてきました。しかしこの日は前日から準備はしたものの、予測以上の警戒レベルとなりました。
業務を継続するためには、スタッフ自身が自分の身を守ることが優先されることもあります。事業所や個人で安全性を常に高めていくことと同時に、自然災害対応や備えを自己責任だけで終わらせず、国や自治体に求めていくことが大切だと思います。

戦争させない、いのちを守り抜くこともまた民医連の介護事業所として大切な取り組みです。5年間で43兆円の大軍拡ではなく、医療と介護、社会保障の充実を国や自治体に求めていく運動が必要になっています。2024年は診療報酬・介護報酬・障害サービス報酬のトリプル改定の年です。住民のいのちの平等と併せて、すべてのケア労働者の処遇改善も求めていきたいと思います。もちろんケアマネジャーである私も、その一員として力を発揮していく所存です!