寄り添うこと・・・(84)

コロナ禍で悶々と思う事

我が家の彼岸花

「ケアマネジャー」という雑誌でこんな記事を見つけました。
実在の話です。登場人物は、要介護のお父様と喘息のお母様そして息子様。
息子様がコロナに感染してしまったのですが、早くからコロナ感染を疑い、かかりつけ医、基幹病院、帰国者接触者相談センターを駆け回っていたのですが、なかなか検査してもらえず、検査に結びついたのは1週間後。
その後が大変だったようです。会社を経営していたのですが、感染したことを従業員に非難され、世間に非難されました。
介護保険に関することはほんの短い文でしたが、「息子が陽性だとうわさが広まったのだろう、介護サービスを拒否されたり、かかりつけ医以外の病院で診察を断られたりする事態となった」という事に目が留まりました。
これは現に私たちの身の回りで起こっている事なのです。コロナの第1波が過ぎて再び増えてきたとき、第1波よりも、利用者さんや、サービス事業所の職員その家族など、より身近なところで感染や濃厚接触者、その疑い者の名前が聞こえるようになったと思います。

利用者の名前が挙がった時にはケアマネジャーとしては、特に訪問介護サービスが予定通り提供してもらえるのか、事業所との交渉?お願い?お伺い?をしますが、在宅介護の要である事業所からは「行けません」の返事。「しかたないかな・・」という気持ちもあるが、「そんな馬鹿な・・この人は(利用者様)どうしたらいいのか・・」というのが正直な気持ちです。しかし、事業所の言い分も分かります。「少ない人数でやっているので、もし職員が一人でも感染したら事業運営が継続できなくなる。職員を守るのも事業所の役割」・・確かにそうです。
でも、やっぱり利用者さんは困っているのです。
訪問介護に対する感染予防のための教育や感染予防グッズの支給など、当たり前にサービスが提供できる(受けられる)介護保険であるべきだと思います。