寄り添うこと・・・(97)

 「性別選択の自由から感じたこと」

お気付きのご利用者様、事業所の方もおられるかと思いますが・・・
この度、葵会居宅のユニフォームを製作しました。葵会のシンボルマークをプリントする箇所や服の色をメンバー皆で相談しながら決めました。あれやこれや・・・と話をするなかで、男性職員と女性職員で色を分けて統一する案も出ましたが、その後すぐ、「でも、これって今のご時世から考えると、古い考えなのかな・・?」という意見が・・・。今では、小学生のランドセルの色も男女関係なく様々なカラー選択、中学生の制服も女子がズボンを選択できるようになりました。自身の性別に違和感を抱くこと、同性同士の恋愛を自然な形で公表すること、そのことを隠すこと自体が「昔の考え」として新しい考え方へと変化しています。
日常生活のなかでの些細な気付きではありましたが、私たちの仕事は、「人と人との関わり」を大切にする仕事です。利用者様や支援者同士との関わり、そのなかでも、男女という性別の枠、個人の価値観や固定概念にとらわれることなく、関わることの大切さを気付かせてくれる出来事となりました。

最終、各々に好きなカラーを選択し、昔の戦隊ヒーローを連想させるようなユニフォームになりました。事務所内で、メンバー皆がカラフルなユニフォームを着ている光景をみて、私は嬉しさを感じています。次は、冬用を製作中です。お楽しみに・・・

「大好きな散歩道にて・・・」