寄り添うこと・・・(104)

物価高騰の大打撃

ウクライナ情勢により物価高騰はあらゆる分野に影響を与えており、私たちの生活にもその影響は派生しています。水道光熱費・ガソリン代・食材費・・・etc.
今年、既に値上げした商品は1万品目を突破したとのニュースを見ました。
いつも270円くらいで買っていたサラダ油が380円になり、驚きを隠せません。

介護業界における物価高騰のダメージも計り知れません。政府も関係閣僚会議を開催し、補正予算を策定しました。全国介護事業者連盟が物価高騰に対する支援の要望書を政府に提出しましたが、政府としては“新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金”において物価高騰に対する経費負担の対応もできるように自治体に通達しているとの、自治体に裁量を委ねた曖昧な回答です。

また、「物価高騰はあらゆる産業に影響が生じている課題であり、介護現場のみに優先して対策を講じることは難しい側面もある。」との言葉もあったとか。介護報酬は公的価格のためサラダ油のように値上げして利益確保するわけにもいきませんし、紙代やインク代が物価高騰で値上がりましたので利用者様方に請求しますというわけにも当然ながらいきません。

ケアマネ事業所だけでなく、医療・介護・福祉業界は公的価格の報酬でギリギリのところで成り立っている事業所が多く存在すること、その事業所達が多くの人の生活や命を支えていることを政府はもっと知り真摯に向き合うべきです。
後日談として、通所や施設の食事提供している介護事業所に補助金がおりることになりました。明日の日本は今日の私たちが創るということを私たち自身も再認識して「ちょっとまてー!」と声を挙げていかなければなりません。

滋賀県 金勝アルプス 天狗岩頂上から見る景色