訪問看護に花は咲く99

新年のご挨拶

旧年中は新型コロナウィルスの影響の中、利用者様・家族様、関係者の方々におかれましては、感染対策にご協力をいただきましたことをこの場をお借りして心より感謝申し上げます。新型株の出現があり不安は尽きませんが、感染症の終息を願うとともに、皆様にとって幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年もスタッフ一同、皆様にご満足いただけるサービスを心がける所存でございます。何卒、昨年同様のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

私たちは「全日本民主医療機関連合会(民医連)に加盟し「民医連綱領」に基づき、お金のあるなしに関わらず誰でも必要な時に必要な医療・介護が受けれるよう「生命の平等」を理念にかかげ活動しています。そのために患者・利用者の思いに寄り添い、医療機関、介護サービス事業所と連携をとり安心して住みなれた地域・居宅で暮らせるようその一翼を担っています。

葵会総合ケアステーション訪問看護
管理者 野﨑文美子

訪問看護に花は咲く98

ここ数年、日本の四季をじっくりと感じることができなくなっています。冬から春を飛び越えて夏になり、暑い夏から秋を迎えることなく冬がきてしまう。コロナ禍でもあり、四季を楽しむことも難しくなってきていて寂しくも感じる今日このごろです。

今回ご紹介するのは、北区にお住いのAさん90歳代です。「生命の危険を感じた」と娘さんが思われるほどの病状で、入院生活を余儀なくされていました。しかし、病状も安定し「早く家に帰りたい」という思いが強くリハビリを積極的に取り組まれ、無事に自宅に退院されました。退院後は、独居であり体調面での心配ごともあるため訪問看護が開始になりました。
近くに住む娘さんが毎朝訪問され、食事の支度に掃除や洗濯など身の回りのことを献身的にされています。とても親子仲が良く、よく観察しておられるため娘さんからの情報が病状を判断するのにとても参考になっています。そんな中、筋力低下の回復と少しでも娘さんにしてもらっていることが自分でできるようになりたいという思いから、訪問リハビリを受けられることになりました。とてもまじめに取り組まれ、「リハビリの先生に褒めてもらえるように頑張るんや」と毎日一人の時でもリハビリに取り組まれています。家での生活にも成果は表れており、立ち座りや歩行など筋力もアップし洗濯物干しを少しずつできるようになっておられます。

若いころは警察官として働かれ、その後自動車教習所の講師を長年続けてこられました。その間にも、映画に出演した経験や普通の生活では経験できないことも沢山してこられました。そんなご自身の半生を、パソコンで書いて振り返っておられるとAさんから聞きました。今は、娘さんが小学校に入ったところまでできているそうです。「いつまでできるかわからないけど、できたら製本にして読んでもらう」とおっしゃっていました。すごい!!と思うと同時に、製本されたものを読むのがとても楽しみになりました。これからも毎日少しずつ、楽しみながら書いてもらえたらいいなぁと思っています。
私たちも、訪問看護師としてAさんのやりたいことが実現できるようにサポートしていきたいと思います。

訪問看護に花は咲く97

秋の花粉症もきついですね

バイクに乗っていると、なんだか目がゴロゴロしたり、痒くなったり、くしゃみも一度出始めると止まりません。症状がだんだんきつくなり、毎年秋の花粉症のシーズンだと気づかされます。

秋は収穫の秋と言うだけあり、イネ科の花粉症に悩まされる人が多いようです。
私もアレルギー検査でイネ科はしっかり引っかかっています。
その他花粉症で有名なブタクサアレルギーですが、調べてみてブタクサは実は日本の固有の種ではなく外来種だそうです。今まで全く知りませんでした。ブタクサは戦後に持ち込まれ、爆発的に増えたそうです。私個人の意見になりますが、日本人に馴染みの無い植物だからこそ花粉症状も強いのかもしれませんね。

花粉症でくしゃみや鼻水が出ていたとしても、現在のコロナ禍では肩身の狭い思いをする状況ですが、負けずに乗り切りたいと思います。