訪問看護に花は咲く63

明けましておめでとうございます。

昨年は春に医療・介護の報酬改定が同時に行われた為に、利用料など利用者さんの負担が増え、必要な医療や介護が受けにくくなってきました。
夏は最高の猛暑となり、とろけそうになりながら利用者さんの所へバイクで訪問しました。
そして秋には、何十年に一度というくらいの大型台風や北海道地震にみまわれ各地で大きな被害を受けました。私たちの訪問している利用者さんの家も屋根に穴が開いたり瓦がとんだり壁が壊れるなど数多くの被害に逢われました。心よりお見舞い申し上げます。世の中の流れも、地球全体も何かおかしくなっているように思います。

さて私事ですが、師長の岩村留美子は12月末をもちまして定年を迎えました。41年の長い間、葵会で働かせてもらい色々なことを学ばせてもらいました。そしていろいろな方に助けてもらい働き続けることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
岩村の退任に伴い平成31年1月1日付けで野﨑文美子が師長に就任いたしました。岩村は引き続き葵会訪問看護で業務に従事いたします。
これからもスタッフ一同「利用者さまの要求に寄り添う看護」に努めて参ります。今年もよろしくお願い致します。

訪問看護に花は咲く62

日に日に寒くなり、風邪やインフルエンザに気を付けたい季節になりましたね。
そろそろインフルエンザワクチンを受けようと思っている方、もう受けたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、インフルエンザワクチンについて少しお話ししてみたいと思います。

Q.インフルエンザワクチンには、何が入っているの?
A.ワクチンには、インフルエンザウィルスに化学的処理を加えて病原性と感染性をなくしたものが入っています。日本で使われているインフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」で身体が抗体を作る基となるたんぱく質の有効成分から作られています。

Q.予防接種をすれば、絶対発症しない?
A.いいえ。ワクチンは、インフルエンザにかかる可能性を下げたり、発症しても症状を軽くしたりするためのものです。感染の可能性がゼロになるわけではありません。他の病気の予防のためにも、手洗い・うがいはしっかりと。

Q.去年受けたから、今年はいらないよね?
A.いいえ。ワクチンの効果は約5カ月と言われています。また、流行するインフルエンザウィルスの種類は毎年違います。

Q.うつのは流行り始めてからでいい?
A.いいえ。ワクチンをうって、効果が出始めるまでには、1~2週間くらいかかります。
12~3月頃に流行するので、1回接種なら11月頃、遅くとも12月中旬までには接種することをおすすめします。

Q.ワクチンを接種するにはいくらかかる?
A.ワクチン接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されず、原則的に全額自己負担となります(金額は医療機関によって異なります)。しかし、予防接種法に基づく定期接種の対象者等については、費用が市区町村によって公費負担されているところもありますので、お住まいの保健センター(北保健センター:432-1423)や医療機関に問い合わせ下さい。

- 厚生労働省 https//www.mhlw.go.jp インフルエンザQ&A より一部抜粋 ―

いかがでしたか?
まだワクチンをうっておられない方、迷っておられる方への参考になれば幸いです。
怖い病気を予防して、寒い冬を元気で乗り切りましょう!


 

訪問看護に花は咲く61

私達訪問看護師は、訪問しケアを提供するだけではなく各自に役割担当があります。私は今年、「訪問看護ステーション協議会学習委員会」の担当をしています。
学習委員会は、色んな訪問看護ステーションのスタッフが月1回ペースで集まり、各グループに分かれてテーマを決めて学習を深めていき、最後の会で各グループの学びをみんなに発表します。
私のグループは、「リハビリ」について意見を出し合い、「拘縮があり痛みのある人にどんな援助をすればいいのか」を学んでいる最中です。
学習会の中で出た意見の中に、「楽しくリハビリをしてもらいたい」という思いから、「笑いヨガ」をしているという訪問看護師がいました。
楽しくなくても、無理やりに笑っているとだんだんと楽しくなり自然に笑顔になり、顔の筋肉が鍛えられ、嚥下体操にもなるそうです。
人見知りの私ですが、他の訪問看護ステーションの看護師とともに、在宅療養を支援するために必要な知識や技術、コミュニケーション能力を養うために今後も学習し続けていきたいと思います。