訪問看護に花は咲く51

新年明けましておめでとうございます。
昨年の夏に、葵会総合ケアステーション(紫竹包括支援センター・居宅支援事業所・訪問看護)は、歴史のある旧待鳳診療所にひっこしてきました。
たいほうは、長い間地域に根ざした医療展開してきた場所であり、この待鳳地域の中で利用者様の要求に寄り添う看護に努めていきたいと思っております。

今年は、医療・介護の診療報酬が同時に改定されます。利用者様が、ますます必要な医療・介護が受けにくい状況になることが予想されます。
私たち訪問看護が医療と介護の架け橋となるよう、より一層努力してまいります。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

訪問看護に花は咲く50

“たいほう”の地に移転し、はや4か月が過ぎました。
移転した当初は、方向感覚がわからなくなってしまい、利用者様の家へたどり着くまでに時間がかかってしまいご迷惑をおかけしたこともありました。また、以前のステーションに帰ろうとしたりと、エピソードは多々あります(笑)。
最近は、そんなこともなくなりようやく慣れてきました。

待鳳地域の共同組織の方々と協力しながら、“たいほう”の施設を利用し、8月には納涼祭、11月には普通救命講習会、12月入ってすぐに認知症サポーター養成講座を開くことができました。地域の方々にも参加していただき、一緒に楽しみ、学ぶことができました。

普通救命講習の写真です

「こんなこと知りたい!」「こんなことたいほうでしてみたい!」ことなどありましたら、どうぞお気軽に声をかけてください。これからも、人と人とのつながりを地域の方々とともに大切にしながら歩んで行きたいと考えています。
今後とも、よろしくお願いいたします。


訪問看護に花は咲く49

第23回日本腹膜透析医学会学術集会に参加しました。

10月7~8日に北九州市小倉で第23回日本腹膜透析医学会学術集会が開催されました。
腹膜透析の国内最大の学会です。

日本全国から1700名の参加だったそうです。

以前は医学会と言うと医師ばかりの参加でしたが、今は医師以外のコメディカルも多数参加しています。ワークショップ、シンポジウムなど「地域連携」「看護」「高齢者支援」など魅力的なセッションが多数ありました。行きたいセッションが同じ時間に重なっていて、分身の術が使えたらと真剣に思いました。

当ステーションはこれまで3名の方の腹膜透析の訪問看護をしています。
いずれの方も在宅でお一人暮らし、障害のある方もいらっしゃいます。
その中のお一人の症例をポスターセッションで発表してきました。

限られた時間内で、伝えたいことをわかりやすく伝える難しさ。
何度も何度も修正し練習し、とてもいい経験になりました。

いろいろな発表を聴いて感じたことは、腹膜透析を在宅で継続していくには訪問看護の力が不可欠で、重要であることです。
ご家庭の状況を知っている訪問看護師が一番早く異変に気づき、早めに対策を立てれば一日でも長く住み慣れた家で、腹膜透析を続けられます。
腹膜透析を選んだ方は「通院に縛られるのではなく、家で治療したい」と思う方がほとんどです。
その想いに応えられるよう、全力を尽くしたいと思いました。

※ポスターは11月末まで1階サロンに掲示しています。ご興味ある方はお越しください。